阪神、初のファイナルS進出! 〜セ・リーグクライマックスシリーズ〜
12日、プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ第2戦が行われ、阪神と広島が対戦した。阪神・能見篤史、広島・大瀬良大地の両先発投手が力投し、前日に続いて、投手戦で試合は展開された。ともに得点を奪えぬまま延長戦に突入する。結局、両チーム無得点で12回表を終了。広島の勝ちがなくなったため、通算成績を1勝1分けとした阪神が、5度目出場のCSで初のファイナル進出を果たした。阪神は15日から東京ドームでレギュラーシーズン1位の巨人と対戦する。
◇ファーストステージ
2番手・呉昇桓、3回無失点の好リリーフ(阪神1勝0敗1分け、甲子園)
広島 0 = 000000000000
阪神 0 = 00000000000×(延長12回表終了コールド)
“5度目の正直”で念願叶った。過去4度の出場で、全てファーストステージで敗退していた阪神が、ついにファイナル進出を果たした。
先勝した阪神は、第2戦の先発に左のエース能見を立てた。今季は9勝13敗とふるわなかったものの、対広島戦は2勝1敗、防御率は1.71。対する広島は左投手を予想し、スターティングメンバーに右打者を8人並べた。能見は淡々と菊池涼介、丸佳浩、ライネル・ロサリオを打ち取り、3人で初回を終わらせた。
広島の先発はドラフト1位ルーキーの大瀬良。今季は2ケタ勝利をあげ、新人王の有力候補だ。しかし、大瀬良は初回からピンチを迎える。先頭の西岡剛に内野安打で出塁を許すと、続く上本博紀に送られ、スコアリングポジションにランナーを背負った。3番・鳥谷敬への初球でワイルドピッチ。三塁までランナーを進めてしまう。そして大瀬良は、2球目の真っすぐを鳥谷に三遊間に弾き返された。阪神に先制点が入るかと思われたが、ここでバックがルーキー右腕を盛り立てる。強烈なゴロを梵英心が飛びついてキャッチ。三塁ランナーの西岡は動けず、梵はファーストへ転送し、打者をアウトにした。大瀬良は続くマウロ・ゴメスをセカンドゴロに仕留め、初回を何とかしのいだ。
好守備を見せた梵は2回表、1死からヒットを放ち、出塁した。6番小窪哲也の場面で広島ベンチは動く。エンドランを仕掛けて阪神バッテリーを揺さぶる。小窪は能見のストレートを弾き返し、センター前へ。梵は二塁ベースを蹴り、三塁へ向かう。1死一、三塁のチャンスが生まれるかと思われたが、今度は阪神がお返しとばかりに守備で見せる。打球をキャッチしたセンターの大和が三塁へ、矢のような送球を投じた。三塁を狙った梵はタッチアウト。互いに好守備を見せ、締まったゲーム展開でイニングは進んでいった。
阪神は6回に先頭の西岡がショートへの内野安打で出塁。上本がバントで送って、チャンスを作りたかったが、打球はピッチャー大瀬良の正面に転がる。大瀬良は二塁へ転送し、フォースアウト。痛恨のバント失敗でランナーが入れ替わると、続く鳥谷の打席で上本は盗塁を仕掛ける。しかし、俊足の上本はキャッチャーの會澤翼に二塁で刺されてしまう。結局、鳥谷も空振り三振に終わり、この回も無得点。阪神のちぐはぐした攻撃で甲子園に嫌なムードが漂う。
すると7回表、能見がロサリオとブラッド・エルドレッドに連打を浴びる。送りバントと敬遠で1死満塁の大ピンチを迎えた。ここで左腕エースが意地を見せる。7番の鈴木誠也をサードゴロに打ち取ると、続く會澤を追い込んだ。最後はインハイのストレートがズバッと決まり、會澤は手が出ない。強打の捕手を見逃し三振に仕留めた。能見は8回を三者凡退に切って取り、5安打無失点と先発の役割を見事に果たした。
阪神は9回からクローザーの呉昇桓が登板。ロサリオ、エルドレッド、梵と並ぶクリーンアップを3人で仕留めた。延長に投入し、イニングまたぎとなっても和田豊監督は呉昇桓に試合を託した。10回は先頭打者にヒットを打たれたが、二塁へ
進塁は許さなかった。送りバントを狙う鈴木はピッチャーフライ、代打の松山竜平はピッチャーゴロでツーアウトを奪う。続く代打の中東直巳はインハイのストレートで空振り三振に仕留めた。
守護神の力投に応えたい阪神打線だったが、大瀬良の後を受けたデュランテ・ヒース、中崎翔太を打ち崩せぬまま、延長11回に進んだ。2位のアドバンテージで、引き分けでもファイナルステージ進出が決まる阪神は、呉昇桓に来日初の3イニングを命じる。韓国プロ野球で通算最多セーブを誇る守護神は、この回もゼロに抑え、指揮官の起用に応えた。
打線は結局、得点を挙げられぬまま11回を終了。初のファイナル進出まで、あと3つのアウトとなった。最終回のマウンドには、今季60試合に登板し、最優秀中継ぎ投手の福原忍が上がった。37歳のベテラン右腕は、威力のあるボールで3つのフライアウトを取って、試合を締めた。これで阪神の引き分け以上が確定したため、12回裏の攻撃は行わず、CS史上初のコールドゲームで試合は終了した。
鬼門だったCSで初のファイナル進出。2試合で1点も許さなかったが、投手陣の踏ん張り抜きにはなしえなかった。一方で打撃陣は、1得点。福留孝介の一発のみと課題も残った。和田監督は「東京ドームでひと暴れしていきたい」と語ったが、打線の奮起なしには日本シリーズ進出は難しい。
◇ファーストステージ
2番手・呉昇桓、3回無失点の好リリーフ(阪神1勝0敗1分け、甲子園)
広島 0 = 000000000000
阪神 0 = 00000000000×(延長12回表終了コールド)
“5度目の正直”で念願叶った。過去4度の出場で、全てファーストステージで敗退していた阪神が、ついにファイナル進出を果たした。
先勝した阪神は、第2戦の先発に左のエース能見を立てた。今季は9勝13敗とふるわなかったものの、対広島戦は2勝1敗、防御率は1.71。対する広島は左投手を予想し、スターティングメンバーに右打者を8人並べた。能見は淡々と菊池涼介、丸佳浩、ライネル・ロサリオを打ち取り、3人で初回を終わらせた。
広島の先発はドラフト1位ルーキーの大瀬良。今季は2ケタ勝利をあげ、新人王の有力候補だ。しかし、大瀬良は初回からピンチを迎える。先頭の西岡剛に内野安打で出塁を許すと、続く上本博紀に送られ、スコアリングポジションにランナーを背負った。3番・鳥谷敬への初球でワイルドピッチ。三塁までランナーを進めてしまう。そして大瀬良は、2球目の真っすぐを鳥谷に三遊間に弾き返された。阪神に先制点が入るかと思われたが、ここでバックがルーキー右腕を盛り立てる。強烈なゴロを梵英心が飛びついてキャッチ。三塁ランナーの西岡は動けず、梵はファーストへ転送し、打者をアウトにした。大瀬良は続くマウロ・ゴメスをセカンドゴロに仕留め、初回を何とかしのいだ。
好守備を見せた梵は2回表、1死からヒットを放ち、出塁した。6番小窪哲也の場面で広島ベンチは動く。エンドランを仕掛けて阪神バッテリーを揺さぶる。小窪は能見のストレートを弾き返し、センター前へ。梵は二塁ベースを蹴り、三塁へ向かう。1死一、三塁のチャンスが生まれるかと思われたが、今度は阪神がお返しとばかりに守備で見せる。打球をキャッチしたセンターの大和が三塁へ、矢のような送球を投じた。三塁を狙った梵はタッチアウト。互いに好守備を見せ、締まったゲーム展開でイニングは進んでいった。
阪神は6回に先頭の西岡がショートへの内野安打で出塁。上本がバントで送って、チャンスを作りたかったが、打球はピッチャー大瀬良の正面に転がる。大瀬良は二塁へ転送し、フォースアウト。痛恨のバント失敗でランナーが入れ替わると、続く鳥谷の打席で上本は盗塁を仕掛ける。しかし、俊足の上本はキャッチャーの會澤翼に二塁で刺されてしまう。結局、鳥谷も空振り三振に終わり、この回も無得点。阪神のちぐはぐした攻撃で甲子園に嫌なムードが漂う。
すると7回表、能見がロサリオとブラッド・エルドレッドに連打を浴びる。送りバントと敬遠で1死満塁の大ピンチを迎えた。ここで左腕エースが意地を見せる。7番の鈴木誠也をサードゴロに打ち取ると、続く會澤を追い込んだ。最後はインハイのストレートがズバッと決まり、會澤は手が出ない。強打の捕手を見逃し三振に仕留めた。能見は8回を三者凡退に切って取り、5安打無失点と先発の役割を見事に果たした。
阪神は9回からクローザーの呉昇桓が登板。ロサリオ、エルドレッド、梵と並ぶクリーンアップを3人で仕留めた。延長に投入し、イニングまたぎとなっても和田豊監督は呉昇桓に試合を託した。10回は先頭打者にヒットを打たれたが、二塁へ
進塁は許さなかった。送りバントを狙う鈴木はピッチャーフライ、代打の松山竜平はピッチャーゴロでツーアウトを奪う。続く代打の中東直巳はインハイのストレートで空振り三振に仕留めた。
守護神の力投に応えたい阪神打線だったが、大瀬良の後を受けたデュランテ・ヒース、中崎翔太を打ち崩せぬまま、延長11回に進んだ。2位のアドバンテージで、引き分けでもファイナルステージ進出が決まる阪神は、呉昇桓に来日初の3イニングを命じる。韓国プロ野球で通算最多セーブを誇る守護神は、この回もゼロに抑え、指揮官の起用に応えた。
打線は結局、得点を挙げられぬまま11回を終了。初のファイナル進出まで、あと3つのアウトとなった。最終回のマウンドには、今季60試合に登板し、最優秀中継ぎ投手の福原忍が上がった。37歳のベテラン右腕は、威力のあるボールで3つのフライアウトを取って、試合を締めた。これで阪神の引き分け以上が確定したため、12回裏の攻撃は行わず、CS史上初のコールドゲームで試合は終了した。
鬼門だったCSで初のファイナル進出。2試合で1点も許さなかったが、投手陣の踏ん張り抜きにはなしえなかった。一方で打撃陣は、1得点。福留孝介の一発のみと課題も残った。和田監督は「東京ドームでひと暴れしていきたい」と語ったが、打線の奮起なしには日本シリーズ進出は難しい。