阪神、投打に外国人の活躍で先勝 〜日本シリーズ〜

facebook icon twitter icon
 25日、プロ野球日本シリーズが甲子園で開幕し、阪神が福岡ソフトバンクを破って先勝した。レギュラーシーズン2位ながらクライマックスシリーズ(CS)を無敗で突破した阪神は4回、マウロ・ゴメスの二塁打で1点を先制。さらに5回もゴメスが2打席連続のタイムリーを放つなど、一挙5点をあげてリードを広げる。投げてはランディ・メッセンジャーが7回2失点と試合をつくり、最後は抑えの呉昇桓が締めた。

◇第1戦
 スタンリッジ、古巣相手に5回途中KO(阪神1勝、甲子園)
福岡ソフトバンク 2 = 000001100
阪神        6 = 00015000×
勝利投手 メッセンジャー(1勝0敗)
敗戦投手 スタンリッジ(0勝1敗)
 トラの勢いは日本シリーズに入っても変わらなかった。これでポストシーズンは引き分けを挟んで6連勝だ。

 立役者となったのは外国人4人衆だった。まず先発のメッセンジャー。5回までソフトバンク打線をヒット1本に抑える好投をみせる。

 打線は昨年までチームメイトだったソフトバンク先発ジェイソン・スタンリッジに序盤は無得点だったが、4回、打の助っ人が援護点をたたき出す。1死二塁のチャンスで打席に入ったのはゴメス。高めに浮いた初球のストレートを叩き、打球はレフト左を破る。二塁走者の上本博紀が先制のホームを踏んだ。

 甲子園のボルテージが一層、高まる中、続く5回にはビッグイニングをつくった。ヒットと四球2つで2死満塁とお膳立てをして、打席は再びゴメス。今季の打点王は今度はスライダーをとらえて三遊間を破り、2者を迎え入れた。

 これで3−0。さらに続くマット・マートンがセンターの頭上を越す二塁打を放つ。二塁走者の鳥谷敬、一塁のゴメスも一気に生還し、スタンリッジをKOした。なおも代わった森福允彦から福留孝介も二塁打で続き、6−0と大量リードを奪った。

 メッセンジャーは6回に李大浩の犠飛、7回には柳田悠岐にタイムリーを許すも、7回を投げ切り、福原にバトンタッチ。福原は三者凡退で抑えの呉につないだ。最終回に登場した呉は、これでCSから7連投。しかし、4連勝で制したファイナルステージから1週間経ち、休養は十分だった。簡単に2死を奪うと、最後のバッター長谷川勇也も見逃し三振に仕留め、試合を締めくくった。

 阪神はポストシーズンを負けなしできていただけに、和田豊監督は初戦を「ひとつのポイント」と重視していた。シリーズの流れを左右する一戦で投打がかみあっての快勝。ただ、最高の滑り出しにも、試合後の指揮官は「勝ってよかったが、明日とって五分だと思う」と気を引き締めた。

 敗れたソフトバンクは3回、初安打で二塁まで進んだ今宮が、スタンリッジのバントがピッチャー正面のゴロになったにもかかわらず、強引に三塁へ突っ込んでタッチアウト。一方で阪神のメッセンジャーには5回、無死一塁で簡単にバントを決められて大量失点につながるなど、細かいプレーに差が出た。第2戦は阪神が能見篤史、ソフトバンクが武田翔太の先発で行われる。
facebook icon twitter icon
Back to TOP TOP