15日、ATPワールドツアー・ファイナル、1次リーグ2位で通過した世界ランキング5位の錦織圭は準決勝で、同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、1−6、6−3、0−6でフルセットの末に敗れた。第1セットはジョコビッチに王者の貫録を見せつけられ、わずか23分でこのセットを奪われた錦織だったが、第2セットは一転、試合の主導権を握り、満員の観客をわかせた。ノータッチのサービスエースを奪うなどして、1次リーグはすべてストレート勝ちをしてきたジョコビッチから、初めてセットを奪った。しかし、第3セットの第1ゲーム、15−40とブレークチャンスを迎えながらもミスが続き、このゲームをジョコビッチにキープされてしまう。ここから徐々に流れがジョコビッチに傾き、結局1ゲームも奪えないまま、最後はダブルフォルトでゲームセット。初の決勝進出には至らなかった。