ハンドボール女子日本代表、世界選手権前哨戦は1分け2敗 ~JAPAN CUP2019~

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(写真:最終戦は最大10点差を付けられるなど内容的にも完敗)

 24日、ハンドボールのJAPAN CUP(女子)最終日が東京・国立代々木競技場第一体育館で行われ、日本代表がブラジル代表に22-28で敗れた。今大会の通算成績は1分け2敗。今後、日本は11月30日開幕の世界選手権(熊本)に臨む。

 

 世界選手権を前に弾みをつけることはできなかった。

 

 世界選手権出場国との対戦となったJAPAN CUP。スロベニアに引き分け、フランスに敗れ迎えた最終戦はブラジルの高さと強さに圧倒された。

 

 PV永田しおり、CB石立真悠子ら経験豊富な選手をベンチ外に置いた日本。RW藤田明日香のゴールで先制したものの、次第にブラジルの圧力に押されるように点差を重ねられた。

 

(写真:後半はGK板野が好セーブを見せるなど、10失点と踏ん張った)

 GKをベンチに引っ込め、6人攻撃を発動するなどしたが、シュートがなかなか決まらない。逆にカウンターを喫し、得点を奪われる場面も見受けられた。パスを散らし、フリーをつくろうとするもインターセプトを許した。

 

 前半を14-18で終了すると、後半に入っても差を詰めることができない。最大10点のリードを許すなど、22-28で完敗。世界選手権前哨戦は1分け2敗で終わった。守備の要であるLB塩田沙代は「もっと日本らしい粘り強いハンドボールを出したかった」と悔しがった。

 

(写真:池原ら多くの選手を国際レベルの試合で試せたことは収穫)

「新しい選手も入り、メンバー交代も行った。ディフェンスで課題を修正しなければいけないが選手は頑張ってくれた」とウルリック・キルケリー監督。ケガから戻ってきたRW池原綾香をプレーさせるなど選手を試した印象もあった。

 

 CB横嶋彩、LB原希美という主軸をケガで欠いた。2人は世界選手権も間に合わない。離脱前まではキャプテンを務めていた原は言う。

「ウルリック監督になってから固定メンバーじゃなく、いろいろな選手がコートに立って海外選手と経験を積めてきている。そこは絶対プラスになると思う。私や彩が抜けても戦力的に落ちているとは感じていない。残ったメンバーがしっかり仕事をやれると信じています。不安はありません」

 

(写真:デンマーク出身のウルリック監督<左>率いる日本は世界を相手にどこまで戦えるのか)

 熊本で開催される世界選手権まではあと1週間。グループDの日本はアルゼンチン、DRコンゴ、スウェーデン、ロシア、中国と対戦する。過去最高成績は7位。ラグビー日本代表は「ONE TEAM」を合言葉に自国開催のW杯で史上初のベスト8進出を果たした。ハンドボール女子日本代表のチームスローガンは「Brave Heart」(勇敢な心)。メダル獲得は高く険しい壁だが、日本は勇敢な心で乗り越えにいく。

 

(文・写真/杉浦泰介)

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