サッカー・東アジアE-1選手権の日本代表(FIFAランキング28位)対韓国代表(同41位)戦が12日、韓国・釜山で行われ、0対1で日本が敗れ、準優勝に終わった。試合は前半28分、MFファン・インボムに左足でミドルシュートを決められ、日本は先制を許した。この後も韓国のプレッシャーに手を焼いた日本はゴールを奪うことができず、2大会連続の準優勝に終わった。

 

リーグMVP仲川、大事な局面で消極的スルー(釜山)

日本代表 0-1 韓国代表

【得点】

[韓] ファン・インボム(28分)

 

 日本は引き分け以上で3大会ぶりの優勝。しかも第2節から日本は中3日。対する韓国は優勝するためには勝利が絶対条件、かつ第2節から中2日。条件的にも日程的にも日本は有利だった。

 

 しかし、韓国の前線からのプレスをかわし切れなかった日本は、波に乗れないまま試合を終えた。

 

 28分、日本はファン・インボムにペナルティーエリア外から左足でシュートを放たれる。GK中村航輔(柏レイソル)が防ぐことができず日本は失点を許した。この局面、ボールホルダーに対し、数的有利な場面だったもののシュートを許してしまった稚拙な守備が失点につながってしまった。

 

 後半に入っても、韓国の守備網を崩せなかった。一見、韓国のプレスが緩んだように見えたものの、後ろでしっかりと陣形を構えられてしまい、結局、崩せずじまいだった。

 

 33分にJリーグの得点王&MVPに輝いたMF仲川輝人(横浜F・マリノス)がピッチに投入された。攻撃の活性化、ひいては得点を期待されての起用だった。それにもかかわらず、ゴール前でシュートを狙える場面でスルーを選択し、韓国にボールを渡してしまうなどゴール前でボールに絡めずタイムアップ。日本は2大会連続の準優勝に終わった。

 

(文/大木雄貴)