８日、アジア王者を決める「KONAMI CUP　アジアシリーズ2007」が開幕する。日本からは53年ぶりに悲願の日本一を達成した中日が出場する。３回目となるこの大会、過去２回は日本のチームが全勝で優勝している（第１回は千葉ロッテ、第２回は北海道日本ハム）。果たして、中日はそれに続くことができるか。
　中日の初戦の相手は韓国代表のSKワイバーンズ。スター選手は不在だが、データを駆使した堅実な野球をするチームだ。コーチには加藤初、大田卓司、福原峰夫と日本野球を熟知している面々が揃っているだけに、手強い相手となりそうだ。

　第２戦は昨年、決勝で日本ハムを最後まで苦しめたLA NEWベアーズを台湾シリーズで下し、７年ぶりに王者となった統一ライオンズと対戦する。破壊的な攻撃力を要する打線が自慢で、中軸には長打力の強打者が揃っている。中日の安定した投手陣との対決が注目される。

　最後は今年も選抜チームでの参加となった中国のチャイナスターズだ。中国はプロ野球ができてまだ６年と歴史は浅いが、海外進出も盛んで飛躍的に中国代表のレベルは上がってきている。来年には北京五輪が控えており、気合いも十分。12月のアジア予選を前に、どんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。

　３日に渡って４チーム総当りのリーグ戦を行い、上位２チームが11日に決勝を行う。アジアの頂点に立つのはどのチームか。８日、東京ドームで熱戦の火蓋が切って落とされる。

　〜KONAMI CUP　アジアシリーズ2007　スケジュール〜

８日（木）　チャイナスターズ　vs.　統一ライオンズ（12：00〜）
　　　　　　中日　vs.　SKワイバーンズ（18：00〜）

９日（金）　SKワイバーンズ　vs.　チャイナスターズ（12：30〜）
　　　　　　統一ライオンズ　vs.　中日（18：30〜）

10日（土）　中日　vs.　チャイナスターズ（12：00〜）
　　　　　　SKワイバーンズ　vs.　統一ライオンズ（18：00〜）

11日（日）　上位２チームでの決勝（18：00〜）


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