桃田、男子シングルス初の初メダル獲得 〜世界バドミントン選手権〜

挑戦者の姿勢で臨んだ桃田は大会前に語っていた「日本人初のベスト4以上目指す」という目標を達成してみせた。
世界ジュニア、トマス杯で日本人初の優勝を手にしている桃田。国際バドミントン連盟(BWF)スーパーシリーズも男子シングルスでは日本人初制覇を成し遂げた。今年もスーパーシリーズで2勝を挙げている。
「向かっていく方が強い。勢いだけは忘れないようにしたい」。BWF世界ランキング4位につける桃田は、同20位のウェイ・ナンを寄せ付けなかった。21−6、21−14のストレート勝ち。前回大会で敗れた相手に雪辱してみせた。
準決勝はBWF世界ランク1位のチェン・ロン(中国)と対戦する。桃田より世界ランクの高い3人のうち、一度も勝っていないのはチェン・ロンのみ。過去2戦2敗の相手だが、このまま苦手意識を作りたくない。「技術では絶対に負けていない」と自負がある桃田。実力でもそれを証明したい。