5日、J1・J2入れ替え戦の第1戦が京都府の西京極陸上競技場で行われ、2年ぶりのJ1復帰を狙うホームの京都サンガF.C.(J2・3位)がサンフレッチェ広島(J1・16位)を2−1で破り、先勝した。FW田原豊が2ゴールを挙げる活躍を見せた。

◇12月5日、西京極
京都サンガF.C. 2−1 サンフレッチェ広島
【得点】
[京都] 田原豊(29、39分)
[広島] 平繁龍一(88分)
 ホームの京都が攻守に渡って広島を圧倒した。
 序盤は硬さが見られたが、29分に先制ゴール。右サイドで仕掛けたDF渡辺がクロスをあげると、GK下田が右手で弾く。こぼれ球の落下地点にいた田原はヘッドで無人のゴールへ流し込むだけでよかった。

 その10分後にも、渡辺から田原のホットラインで追加点を奪った。185センチ、84キロ。恵まれた体格を持つ田原が2人のDFの間に飛び込み、渡辺のアーリークロスを叩き込んだ。広島にとっては痛恨の連続失点となった。
 
 その後も主導権は京都。球際で上回り、粘り強い守備で広島の攻撃を封じる。ただ、試合を決定づける3点目が奪えない。後半6分にFW中山の左足ボレーがクロスバーを叩き、同16分にはDF角田のヘディングシュートが左ポストに阻まれた。

 その流れの中、広島が一矢報いた。試合終了間際の後半43分、FW佐藤がPA左からシュートを放ち、GKがこぼしたところを途中出場のFW平繁が押し込んだ。何とか第2戦に望みをつなげるアウェーゴールを奪った。

 第2戦は広島ビッグアーチで12月8日(土)14時にキックオフ。京都は0−1、もしくは2点差以上で負けなければ、J1昇格が決まる。

<欧州チャンピオンズリーグ>

◆グループD
インザーギが決勝弾 ミランが首位で決勝Tへ セルティックは敗れるも2位通過
◇12月4日、イタリア・ミラノ
ミラン 1−0 セルティック
【得点】
[ミ] フィリッポ・インザーギ(70分)

ベンフィカ、逃げ切るも決勝T進出ならず
◇12月4日、ルーマニア・ドネツク
シャフタル 1−2 ベンフィカ
【得点】
[シ] クリスティアーノ・ルカレッリ(30分)
[べ] オスカル・カルドーソ(6、22)
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