東京五輪・柔道女子57キロ級が26日、日本武道館で行われた。日本代表の芳田司は3位決定戦でエテリ・リパルテリアニ(ジョージア)を合わせ技一本で破り、銅メダルを獲得した。

 

 2回戦から出場した芳田は盧童娟(中国)と対戦し、1分16秒に一本背負いで勝負を決めた。準々決勝ではティムナ・ネルソンレビ(イスラエル)を2分16秒に袖釣込腰で技ありを奪い、優勢勝ちで決めた。

 

 準決勝ではノラ・ジャコバ(コソボ)と対戦し、ゴールデンスコア(延長戦)に突入。奥襟を掴まれ、小外掛けで技ありを奪われ、3位決定戦へとまわった。

 

 カリムカイトとの3位決定戦では、気持ちを切り換え得意技の内股で試合を優位に進めた。開始1分、芳田は内股を繰り出し技あり。さらに残り時間1分を切ったところで内股を仕掛け技ありを奪う。合わせ技一本で芳田が勝利。五輪初出場で見事、銅メダル獲得を獲得した。

 

(文/大木雄貴)