大野、五輪2連覇達成! ~柔道男子73キロ~
東京五輪・柔道男子73キロ級決勝が日本武道館で行われ、大野将平(旭化成)がラシャ・シャフダトゥアシビリ(ジョージア)にゴールデンスコア(延長戦)の末、支え釣り込み足で技ありを奪い、金メダルを獲得した。リオデジャネイロ五輪同階級の金メダリストである大野は2大会連続で金メダルを胸に飾った。
2回戦からの出場となった大野の対戦相手はアレクサンドル・ライク(ルーマニア)。大野は開始1分39秒に得意の内股で危なげなく一本勝ち。3回戦では2021年ブダペスト世界選手権銅メダリストのビラル・チルオール(トルコ)と当たった。投げ技を得意とする相手に序盤はペースを握られた。大野は指導を受けるなどしたが、徐々に落ち着きを取り戻し、2分52秒に横四方固めで一本勝ち。
準々決勝ではリオデジャネイロ五輪同階級銀メダリストのルスタム・オルジョフ(アゼルバイジャン)と対戦。大野は前回大会銀メダリスト相手に優位に試合を進めた。2分過ぎに内股で技ありを奪うと、3分過ぎには大外刈りで技あり、合わせ技一本で準決勝にコマを進めた。
準決勝ではツェンド・オチル(モンゴル)と組んだ。大野は積極的に内股を仕掛けるもののオチルが巧みにかわした。勝負はゴールデンスコア(延長戦)にもつれ込んだ。試合時間4分54秒、大野は右をさし、回り込み、右の小外掛けで技ありを奪い決勝進出を決めた。
決勝戦、大野は開始からシャフダトゥアシビリの襟を果敢に掴みに行くが、抜かれてしまう。それでも前回王者は集中力を欠かなかった。ゴールデンスコア(延長戦)に入り、大野は巴投げや右の奥襟を掴んでからの大外刈りを仕掛けるが、どれも一本や技ありを奪うには至らず。ジリジリとした展開が続く中、試合開始から9分26秒。大野が支え釣り込み足で技ありを奪い五輪連覇をなし遂げた。
大野は試合後のフラッシュインタビューでこう語った。
「リオ五輪を終えて苦しくて辛い日々を凝縮したような一日でした。後半は厳しい戦いが続いた。私自身まだまだだなと思いました」
(文/大木雄貴)