第84回東京箱根間往復大学駅伝競走最終日は3日、神奈川・箱根町の芦ノ湖駐車場前から東京・大手町までの復路5区間(109.9キロ)でレースが行われ、前日の往路で2位だった駒大が9区で往路優勝の早大を逆転し、3年ぶり6度目の総合優勝を果たした。
 往路を制した早大は2位、予選会から出場した中央学院大が3位、関東学連選抜が4位に食い込んだ。
 東海大、大東大が棄権し、往路の順大を含め史上最多の3校が棄権するという波乱の大会となった。
 駒大は復路を首位・早大から1分14秒遅れの2位でスタート。6区では差を広げられたが、8区の深津卓也(2年)が区間賞の力走で早大を追う。9区堺晃一(4年)が早大から15秒差でタスキを受け取ると、2.6キロ地点で早大・三輪(3年)をかわし、トップに立った。早大も粘りを見せたが、8キロすぎの権太坂の下りで堺がスパートし勝負を決めた。

 5位は一昨年の覇者・亜大、6位には予選会から出場した山梨学院大が入った。7位・中大、8位・帝京大、9位・日大、10位・東洋大までがシード権を獲得した。
 7区では東海大・佐藤が3年連続で区間新記録をマークする快挙を果たした。9区は中央学院大の篠藤淳が区間新記録を樹立した。

総合成績は以下の通り。
(1)駒大 11時間05分00秒  (2)早大 11時間07分29秒 (3)中央学院大 11時間11分05秒 (4)関東学連選抜 11時間12分25秒 (5)亜大 11時間14分10秒
(6)山梨学院大 (7)中大 (8)帝京大 (9)日大 (10)東洋大 (11)城西大 (12)日体大 (13)国士舘大 (14)専大 (15)神大 (16)法大 (17)東農大
東海大(途中棄権) 、大東大(途中棄権)、順大(OP参加)

※10位東洋大までシード権獲得
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