新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(BC)の新監督に芦沢真矢氏(本名・芦沢優)が就任することが決定した。芦沢氏は2005年に四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズの初代監督に就任し、翌年には同球団を優勝へ導いた実績をもつ。
 現役時代にはヤクルト、広島で活躍。1990年に広島のコーチに就任し、その後、台湾プロ野球の台中金郷隊でバッテリーコーチを務めた。
 今季は石川ミリオンスターズの運営部長に就任し、フロントの立場から同球団を支えた。

 新潟BCは今季、元巨人の後藤孝志監督を初代監督に迎え入れ、自主性を重んじた指導のもと、初代チャンピオンを目指した。しかし、18勝52敗、勝率2割5分7厘という成績で最下位に終わった。その責任を取って後藤監督はシーズン途中に辞任の意向を示した。しかし、球団やファンからぼ続行の強い要請を受け、シーズン終了後の10月18日には来季も同球団の指揮を執ることが正式に発表された。

 ところが、11月8日に突然の解任が発表された。藤崎公一代表取締役によれば「球団運営方針と監督との考え方の相違」のためだという。新潟BCは先月のドラフト会議も監督不在で臨まざるを得なかったが、ようやく指揮官が決まり、来季に向けての体制が整った。
 香川を2年目にしてリーグ優勝に導いた手腕をもつ芦沢氏がどのようにチームの再建を図るのか、注目される。


宮地プレーイングコーチが現役引退を発表

 富山サンダーバーズの宮地克彦プレーイングコーチが今季限りで退団し、現役を引退することを発表した。今季、NPB復帰に向けて、同球団に入団した宮地氏は71試合に出場し、打率3割3分2厘(リーグ4位)、4本塁打(同10位)、47打点(同5位)の成績を残した。
 プレイヤーとして活躍する傍ら、若手選手の後進の指導にもあたり、最後まで石川との優勝争いを演じたチームに大きく貢献した。
 今後はNPB球団に戻ることが決定している。どの球団でどのような役職に就くかは今月中旬にも発表される予定だ。


群馬、コーチに澤井氏が就任

 今季から新規参入する群馬ダイヤモンドペガサスは野手コーチに澤井良輔氏が就任したことを発表した。
 澤井氏は銚子商時代、3年時には春夏連続甲子園に出場し、春は準優勝に輝いた。自身も主軸として活躍。1995年にドラフト1位でロッテに入団する。2002年にはシーズン開幕スタメンを飾るも、05年に退団。その後社会人クラブチーム「千葉熱血MAKING」に入団した。昨秋に移籍した「サウザンリーフ市原」ではプレーイングコーチとなり、指導者としての第一歩を踏み出していた。

 群馬は監督には元ヤクルトの秦真司氏が就任することが決定しており、来季に向けて着々と準備が進められている。