19日に開催されたNPBの「大学生・社会人ドラフト会議」で石川ミリオンスターズの内村賢介内野手が東北楽天に育成枠で指名を受けた。
 内村は山梨学院大附属高、JFE西日本を経て、今年度よりスタートした北信越BCリーグ(現BCリーグ)の石川に入団した。全72試合に出場し、打率.271、30打点、リーグ最多の31盗塁をマークした。7月には「月間リーグMVP」に輝くなど、優勝に大きく貢献した。

 この日、練習をしていたという内村は中居殉也コーチから指名されたことを報告され、驚きを隠せなかった様子だ。

 育成枠のため、出場できるのは2軍の試合のほか、オープン戦、ファーム日本選手権に限られる。それでも、BCリーグ出身のNPB選手第1号には間違いない。まずは支配下登録選手への昇格を目指すことになる。BCリーグで培われた「心技体」がどこまで通用するのか、注目される。