7日、北京冬季パラリンピック・アルペンスキー競技の女子スーパー複合座位で村岡桃佳(トヨタ自動車)が2分12秒14で2位に入り、銀メダルを獲得した。金メダルはアナレナ・フォルスター(ドイツ)が2分11秒37で、銅メダルには劉思彤(中国)が2分15秒84で輝いた。田中佳子(Tポイント・ジャパン)は2分45秒14で4位だった。

 

 3日連続で表彰台。2018年平昌大会で銅メダルだった種目で、銀メダルを獲得した。

 

 高速系のスーパー大回転と技術系の回転と、2本のタイムを競うスーパー複合。村岡は前半のスーパー大回転で前日のレースよりも速い1分20秒37をマークし、トップに立った。2位の劉に2秒84、3位のフォルスターには6秒07のリードを奪った。

 

 しかし本人曰く、苦手という後半の回転で、平昌パラリンピック2冠のフォルスターにまくられた。先に滑ったフォルスターは44秒93。村岡は51秒以内に滑り終えれば、3冠を達成できたが51秒77。フォルスターにこの種目2連覇を許した。

 

 残すは2種目。11日に前回銀の大回転、13日には金の回転が行われる。

 

(文/杉浦泰介)