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二宮清純「プロ野球の時間」

第387回 原辰徳の師匠

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 昨年春、日本代表監督として国・地域別対抗戦WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝、秋には巨人軍監督としてV3を達成した。それらが評価され、昨年12月にはIBAF(国際野球連盟)が制定する
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二宮清純「プロ野球の時間」

第386回 「失敗」を糧にしてただ今再び「進化」中 福岡ソフトバンク・川宗則選手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 06年、3割1分2厘(6位)。07年、3割2分9厘(規定打席未満)。08年、3割2分1厘(3位)。 福岡ソフトバンクのムネリンこと川宗則が首位打者を獲るのは時間の問題だと思っていた。 しかし、昨季
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二宮清純「プロ野球の時間」

第385回 アニキ・金本の価値ある決断

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

「チームが勝つためならば自分の記録は途切れても構いません。勝つための手段として、僕は(スタメンから)はずれます」 4月18日の横浜との試合前、阪神の金本知憲は真弓明信監督に自らそう切り出した。決然とし
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二宮清純「プロ野球の時間」

第384回 新説「江夏の21球」

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

「江夏の21球」については、作家の山際淳司さん(故人)をはじめ、いろいろな書き手があらゆる角度から検証を試みている。 1979年の日本シリーズ第7戦。9回裏、4対3と広島、1点リード。 しかし近鉄も反
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二宮清純「プロ野球の時間」

第383回 投手にスイッチを入れる職人業の「眼力」 千葉ロッテ・西本聖コーチ

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 昨季、62勝77敗5分と借金を15もつくって5位に終わった千葉ロッテが開幕ダッシュに成功した。 4月15日現在、15勝5敗1分。2位の埼玉西武に3ゲーム差をつけて首位を走っている。 昨季と比較して、
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二宮清純「プロ野球の時間」

第382回 「打って走って守る」松井の決意

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

「DHの選手がチーム最高の年俸を取っているのはおかしい。打って走って守ってこそ一人前の選手なんです」 かつて、こう語ったのは西武監督時代の広岡達朗だ。田淵幸一を指した言葉だった。 これに反発した田淵は
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二宮清純「プロ野球の時間」

第381回 今年も楽天のアキレス腱はブルペン

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 東北楽天の最大のウィークポイントはブルペンである。これまで、どれだけの勝ちゲームをフイにしたことか。 典型的なゲームが昨季のクライマックスシリーズ第2ステージの北海道日本ハム戦だ。 初戦、7回が終了
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二宮清純「プロ野球の時間」

第380回 原動力は「もっとうまくなりたい」の一心 大家友和投手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 前インディアンスの大家友和に最近、会ったのは今年2月のことだ。自らが通う立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)でウエイトトレーニングに励んでいた。「今年の(選手獲得の)動きは全体的に遅い
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二宮清純「プロ野球の時間」

第379回 今こそシュートの効能を検証せよ!

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 東京ヤクルトスワローズのサウスポー石川雅規が復活した原因はシュートをマスターしたことだった。 3年前の夏、成績不振で2軍落ちした石川は編成部(当時)の安田猛から人差し指と中指で縫い目をまたぐようにし
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第378回 「ルーティン」を大事にしているイチローのすごさ

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

「栴檀は双葉より芳し」とは、このことだろう。あるところからイチロー(マリナーズ)が小学6年生の時に書いた作文を入手したので、いささか長くなるが、それを紹介しよう。 タイトルは「僕の夢」。<僕の夢は、一
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