9月26日に開幕する「紀の国わかやま国体」まで残り2カ月。各競技とも、この7月から8月にかけて国体出場に向けた四国ブロック予選が繰り広げられている。昨年は予選突破率が四国4県でトップの41%。愛媛県体育協会では、これを上回って国体出場の競技種目が増えることを最低限の目標に掲げている。
狙う的はただひとつだ。 ダイキ弓道部が成年女子での6年ぶり国体出場へ調子を上げてきている。14日の愛媛県代表最終選考会を終え、主将の北風磨理が1位、山内絵里加が2位、玉木里奈が3位で代表入りの権利(上位4名)を得た。また5位だった岡本豊未は強化合宿に参加する。8月の四国ブロック予選まで、残り2カ月。大きな目標へ矢を放つ部員たちに話を聞いた。
「愛顔(えがお)つなぐ えひめ国体」まで、あと2年と迫ってきた。国体を盛り上げる上で、地元勢の活躍は欠かせない。愛媛県の競技力向上対策本部では昨年度からスポーツ専門員制度を設け、各競技で3年後に上位入賞を狙える選手たちを13名採用した。今年度は引き続き活動するメンバーも含め、専門員が25名に増加。各専門員は自身のトレーニングを積みながら、県勢を育成、強化する役割も担う。
桜の季節を迎え、各競技ともシーズンが本格化しつつある。ダイキに所属するボートの武田大作は17日から愛知県で開催された中日本レガッタに参戦。ダイキジュニアゴルフスクールでは高校1年の岡山史弥が「紀の国わかやま国体」に向けた少年男子愛媛県代表の選考会に出場した。またダイキ弓道部は5月1日の住吉大社遠的大会(大阪)、3日の全日本弓道大会(京都)に参加する。国体出場、そして好成績を収めて実りの秋にすべく取り組んでいる選手たちの春を紹介する。
「グラウンドに チームメートの 笑顔あり 夢を追いかけ 命輝く」 現在開催中のセンバツ高校野球、開会式の選手宣誓で敦賀気比(福井)の篠原涼主将が短歌を詠んだことが話題になった。篠原主将によると、愛媛県出身の俳人で野球好きとしても知られた正岡子規の母校・松山東が82年ぶりに出場を果たしたことから、短歌を取り入れるアイデアが浮かんだという。スポーツと文学が合体し、印象に残る宣誓となった。
ダイキの大亀孝裕会長が理事長を務める公益財団法人大亀スポーツ振興財団では毎年、スポーツで優秀な成績を収めた愛媛県出身選手や、スポーツ界に貢献した県内の個人、団体を表彰している。14回目を迎えた今年度も9名の個人、1団体の受賞が決まり、12日に表彰式が行われた。国際レベルでの活躍をした選手や、その指導者に送られるスポーツ大賞には昨年の柔道世界選手権女子57キロ級で優勝した宇高菜絵選手が選ばれた。また、2年後の「愛顔(えがお)つなぐ、えひめ国体」に向けて今回から新設された、えひめ国体特別賞が6名の指導者に贈られた。
愛媛県体育協会などが主催する「2015新春えひめスポーツのつどい」が3日、松山市内のホテルで開かれた。集まったのはボートの武田大作選手(ダイキ)など、2年後の「愛顔(えがお)つなぐ、えひめ国体」へ県内を拠点に活動するアスリート、スポーツ関係者など約300名。ソフトテニスで2年連続国体に出場した3つ子の青木彰彦選手、雅彦選手(ともに愛知学院大)、梨香選手(千里金蘭大)が司会を務めた。出席者はお互いの親睦を深めつつ、新たな年の決意を新たにしていた。
2014年も残すところ、あと10日。スポーツ界でもさまざまな出来事があった。愛媛県出身者では青野令(松山市出身)がソチ五輪のスノーボード・ハーフパイプで2大会連続の出場。ゴルフの米ツアーに本格参戦した松山英樹(松山市出身)はメモリアル・トーナメントで日本人4人目となるツアー優勝を果たした。サッカーW杯ブラジル大会では長友佑都(西条市出身)が前回の南アフリカ大会に続き、代表の主力として戦った。世界柔道選手権では男子73キロ級で中矢力(松山市出身)、女子57キロ級で宇高菜絵(西条市出身)が金メダルを獲得している。県出身者の世界での活躍が目立った2014年の愛媛スポーツとダイキのスポーツ活動を振り返る。
先月開催された第69回国民体育大会「長崎がんばらんば国体」で愛媛県は天皇杯(男女総合)21位だった。昨年の26位から順位を上げ、3年後の「愛顔(えがお)つなぐ、えひめ国体」へ向けた強化が一定の成果をみせた。 「当初の目標としていた限りなく20位に近い順位を達成でき、各競技団体、選手、関係者の努力には敬意を表します」 県選手団の総監督を務めた愛媛県体育協会の藤原惠専務理事は長崎国体をそう総括する。
22日に閉幕した第69回国民体育大会「長崎がんばらんば国体」で愛媛県は天皇杯(男女総合)で21位と、昨年の26位から順位を上げた。その原動力となったのがお家芸のボートだ。成年男子ダブルスカルで武田大作(ダイキ)、越智寛太(筑波大)ペアが優勝。成年女子かじつきクォドルプルで高畠千鶴(伊予銀行)、小原有賀(筑波大)、谷川早紀(早大)、木村光里(筑波大)、山田加奈(明大)で構成された愛媛選抜が53年ぶりに同種目を制した。
第69回国民体育大会「2014長崎がんばらんば国体」は10月12日に開会式を迎える。開幕に先駆けて水泳とカヌー競技(スラローム、ワイルドウォーター)が既に実施されている。愛媛県勢では競泳の少年女子A200メートル平泳ぎで照喜納志帆(新田高)が5位、成年男子100メートルバタフライで三好悠介(東洋大)が8位と、それぞれ入賞した。
10月12日に開幕する「長崎がんばらんば国体」へ、この夏は各競技で代表選考会や地区ブロック予選が繰り広げられている。ダイキに所属するボートの武田大作選手や、ダイキ弓道部、ダイキジュニアゴルフスクールの各メンバーも、国体出場と上位進出を目指し、トレーニングに励んできた。猛暑に負けず劣らず、熱い日々を送る選手たちの今を紹介する。
「愛顔(えがお)つなぐ えひめ国体」まで残すところ、あと3年。国体成功に地元勢の活躍は不可欠な要素である。男女総合での天皇杯獲得を目指す愛媛県にとって、喫緊の課題は、このコーナーでも何度も取り上げてきた有力選手と指導者の確保だ。
「長崎がんばらんば国体」まで、あと4カ月。6月下旬からは国体出場をかけた四国ブロック予選が各競技で行われる。地元開催の「愛顔(えがお)つなぐ えひめ国体」が3年後に迫るなか、愛媛県体育協会が掲げる長崎国体での目標は「天皇杯(男女総合)10位台入り」。昨年の東京国体は天皇杯26位で、順位を上げるにはブロック予選を勝ち抜き、国体行きの切符を1枚でも多く手にすることが第一条件だ。
風薫る5月、スポーツのシーズンも本格化している。ダイキに所属するボートの武田大作は3日から滋賀県・琵琶湖漕艇場で開催された朝日レガッタに出場。一般男子シングルスカルで2年連続12度目の優勝を収めた。さらに18日まで埼玉県・戸田ボートコースで開かれた全日本軽量級選手権大会でも同種目でも5年ぶり6度目の優勝を飾っている。ダイキ弓道部では1日に行われた大阪・住吉大社全国弓道大会で主将の原田喜美子が個人で8位入賞。その2日後に参加した全日本弓道大会(京都市)でも有段者の部で原田が3位に入った。秋の「長崎がんばらんば国体」での好成績を目指し、練習と実戦を重ねる選手たちの今を紹介する。
狙う的は、5年ぶりの国体だ。 ダイキ弓道部が新体制で目標達成へ勝負をかけている。監督には松山工高などで長年指導し、国体で県代表を率いた実績を持つ青野常孝氏が就任。昨年より部員たちにアドバイスを送ってきた安部峰康コーチとともに2人体制で選手たちを指導する。さらに、この4月には玉木里奈、岡本豊未と2人の有望な新人が入部し、選手間の競争が激しさを増してきた。
「春風や まりを投げたき 草の原」(正岡子規) 毎年恒例となった「えひめスポーツ俳句大賞」の2013年度表彰式が3月21日、松山市内で開かれた。この賞は同市出身の俳人で野球好きとしても知られた正岡子規の野球殿堂入りを契機に、「スポーツに接して得られる感動やときめき、共感を俳句に詠み込むことにより、スポーツファンの増加と、スポーツと文化が融合した新しい芸術文化の創造」を目指して設けられ、今回で12回目を迎えた。
大亀スポーツ振興財団では毎年、スポーツで優秀な成績を収めた愛媛県出身選手や、スポーツ界に貢献した県内の個人、団体を表彰している。13回目を迎えた今年度も7名の個人、3団体の受賞が決まり、13日に表彰式が行われた。今回、国際レベルでの活躍をした選手、またはその指導者に送られるスポーツ大賞は該当者がなかったが、スポーツ選手やクラブの育成に携わり、青少年育成に貢献した指導者などを表彰する菜の花賞には6名と2団体が選ばれた。
年が明け、2月にはソチ五輪がやってくる。愛媛県勢ではスノーボード男子ハーフパイプで青野令が2大会連続の出場を決め、活躍が期待される。愛媛県で単独開催される2017年の「愛顔つなぐ えひめ国体」まで残り3年。地元開催での国体を成功させる上で、愛媛県勢の活躍は欠かせない。目標とする天皇杯獲得(男女総合優勝)へ大きなカギを握るのは成年競技だ。特に団体競技での上位進出は高得点につながる。
愛媛県体育協会は1924年の設立から90周年の節目を迎えた。これを記念して12月21日、愛媛県武道館で式典が挙行された。県体協では今回の記念式典を、4年後に「愛顔つなぐ えひめ国体」を控えている中、過去を振り返るものではなく、2017年に向けた未来志向のイベントとして開催した。会場には各競技団体の選手・役員のみならず、県や市町村の関係者、一般の参加者合わせて約1400人が集結。国体成功へ決意を新たにしていた。
秋も深まり、夏季競技はオフシーズンに入りつつある。ダイキに所属するボートの武田大作選手と、ダイキジュニアゴルフスクールは今年の出場予定大会を終了し、来シーズンに向けて動き始めている。実りの秋から、再び種を捲き、花を咲かせる新たな年へ――。今回は彼らの2013年の活動を一足早く振り返り、2014年への動向を追う。
10月8日まで開催されていた第68回国民体育大会「スポーツ祭東京2013」で、愛媛県は天皇杯(男女総合)の成績で26位となり、昨年の岐阜国体での34位から順位を上昇させた。その原動力となったのは女子の健闘だ。お家芸の弓道では少年女子が遠的準優勝。ソフトボールは伊予銀行による成年女子チームが準優勝を収め、愛媛FCレディースが出場したサッカー女子も3位に入った。結果、皇后杯(女子総合)では31位から15位へ大きくジャンプアップした。
第68回国民体育大会「スポーツ祭東京2013」は9月28日に開会式を迎える。開幕に先駆けて11日からは水泳とボート競技が実施された。ボートは最終日が台風接近による荒天により、すべての決勝レースが中止となるアクシデントがあったものの、少年女子かじ付き4人スカルでは愛媛県代表が連覇を達成(決勝進出クルーがすべて優勝)。成年男子と成年女子のかじ付きフォアで5位入賞を収めた。
「スポーツ祭東京2013」第68回国民体育大会の開幕まで残り1カ月。各競技で四国ブロック予選が実施されている。9月28日の開会式に先駆け、水泳とともに9月11日からスタートするのがボート競技だ。7月に行われたブロック予選では愛媛県は少年男女、成年男女とも順当に全種目で出場権を確保した。昨年の岐阜国体で愛媛はボートで全国4位の好成績を収めており、今年は競技別の1位を狙う。
開校から4年半を迎えたダイキジュニアゴルフスクールにとって、この夏は練習の成果を発揮する大会が目白押しだ。7月15日に愛媛・新居浜カントリー倶楽部で行われた四国小学生ゴルフ大会では小学1〜3年の部で3年の城戸姫菜さんが女子で1位になり(男女総合でも2位)、10月に福島県で開催される全日本小学生ゴルフトーナメントへの出場権を手にした。20日から2日間に渡って実施される国体の愛媛県代表最終選考会には高校2年の野々村颯記さんと中学3年の竹下桃夏さんが残った。