えひめ国体優勝へ、岐阜に学べ

 「愛顔つなぐ えひめ国体」まで、あと4年。大会成功への準備は、待ったなしの段階に入っている。愛媛県ではこの4月から国体準備局を国体局に改称し、格上げした。局内には国体総務企画課、国体運営調整課、国体競技準備課を新設し、競技開催地となる市町との調整や、施設の改修・整備、県民の機運を高める活動などに取り組む。

ボート・武田、弓道、ジュニアゴルフ――充実のシーズンへ

 初夏を通り過ぎ、夏本番を思わせるような暑い日もある中、さまざまな競技で熱い戦いが繰り広げられている。ダイキに所属するボートの武田大作選手や、ダイキ弓道部、ダイキジュニアゴルフスクールの各メンバーも、それぞれの目標に向かって汗を流し、大会に臨む。青葉を吹き抜ける風のごとく、さわやかに前進を続ける選手たちの今を紹介する。

一句詠み えひめ国体 後押しへ 〜えひめスポーツ俳句大賞〜

「球うける極意は風の柳かな」(正岡子規)  2012年度「えひめスポーツ俳句大賞」の表彰式が3月23日、松山市内で開かれた。この賞は同市出身の俳人で野球好きとしても知られた正岡子規の野球殿堂入りを契機に、「スポーツに接して得られる感動やときめき、共感を俳句に詠み込むことにより、スポーツファンの増加と、スポーツと文化が融合した新しい芸術文化の創造」を目指して設けられ、今回で11回目を迎えた。  

国体成功へ、スポーツ88箇所巡礼

 四国といえばお遍路が有名である。88箇所の霊場をすべて巡ると“結願”し、願いが成就すると言われている。「愛顔つなぐ、えひめ国体」まで、あと4年と迫った愛媛県体育協会では、このお遍路にならって県内のスポーツ現場を回る“88箇所訪問”を昨年から行っている。ここまで“51番札所”までを巡り終えた。

柔道・中矢、スポーツ大賞に フリースタイルフットボールの徳田が特別賞 〜第12回大亀財団スポーツ賞〜

 大亀スポーツ振興財団では毎年、スポーツで優秀な成績を収めた愛媛県出身選手や、スポーツ界に貢献した県内の個人、団体を表彰している。12回目を迎えた今年度も5名の個人、3団体の受賞が決まり、14日に表彰式が行われた。国際レベルでの活躍をした選手、またはその指導者に送られるスポーツ大賞に輝いた柔道の中矢力選手ら、受賞者の横顔を紹介する。

えひめ国体まであと4年 “脱皮”の1年へ 〜新春えひめスポーツのつどい〜

 愛媛県体育協会などが主催する「新春えひめスポーツのつどい2013」が3日、松山市内のホテルで開かれた。集まったのはボートの武田大作選手(ダイキ)や柔道の浅見八瑠奈選手(コマツ)など、県出身や県内を拠点にするアスリート、スポーツ関係者など約250名。司会を県内の社会人女子バレーボールチーム「CLUB EHIME」に加入した都築有美子選手(元トヨタ車体)が務め、会を盛り上げた。出席者はお互いの親睦を深めつつ、新たな年の決意を新たにしていた。

愛媛スポーツ、それぞれの2012年

 2012年も残すところ約10日。今年も愛媛のスポーツ界ではさまざまな出来事があった。夏のロンドン五輪では、愛媛県出身3選手が日本代表として出場。柔道男子73キロ級の中矢力(ALSOK、松山市出身)は決勝で敗れたものの、銀メダルを獲得。陸上男子やり投げの村上幸史選手(スズキ浜松AC、上島町出身)は予選で77メートル80に終わり、初の決勝進出はならなかった。そしてボート男子軽量級ダブルスカルの武田大作(ダイキ、伊予市出身)は浦和重とのベテランペアでアテネ大会(6位)以上の成績を狙ったが決勝に進めず、12位に終わった。

主将・橋本が引退 新たな競争の始まり 〜ダイキ弓道部〜

 頼れる大黒柱が静かに弓を置いた。  10月に行われた全日本実業団大会をもって、主将の橋本早苗が現役を引退することになった。橋本は今年が入社15年目。2004年のさいたま国体では愛媛県代表の一員として近的で全国制覇の実績を持つ。個人でも08年の全日本実業団で近的、遠的ともに個人優勝を収めるなど、名実ともにダイキ弓道部を引っ張る存在だった。

成績後退の中に見えた課題と希望 〜「ぎふ清流国体」総括〜

 10月9日まで開催されていた第67回国民体育大会「ぎふ清流国体」で、愛媛県は天皇杯(男女総合)の成績で34位に終わり、昨年の山口国体での25位から順位を落とした。天皇杯優勝を目指す地元での「愛顔つなぐ、えひめ国体」までは、あと5年。各競技団体が育成、強化のあり方を見直さなくてはいけない結果を突きつけられた。

あと5年、「愛顔つなぐ、えひめ国体」

 2017年9月開幕予定の愛媛国体まで残り5年となった。愛媛県で国体が開催されるのは1953年以来、64年ぶり。ただし、この時は四国4県での共催だったため、単独で開かれるのは初めてとなる。既に県内19市町で馬術、カヌー、クレー射撃を除く競技の実施が内定。この2日には県の準備委員会主催によるイベント「いよ伊予GO! 国体えがおフェスタ」が開催され、愛媛県の中村時広知事、元サッカー日本代表で新居浜工高時代に国体出場経験のある福西崇史さんと、二宮清純によるトークショーなどが行われた。

ボート・武田、浦ペア、五輪は「悔しい」12位

 12日に閉幕したロンドン五輪、日本代表として出場した愛媛県出身の3選手は、それぞれの競技で全力を出し切った。柔道男子73キロ級の中矢力(ALSOK、松山市出身)は決勝で敗れたものの、銀メダルを獲得。陸上男子やり投げの村上幸史選手(スズキ浜松AC、上島町出身)は予選で77メートル80に終わり、初の決勝進出はならなかった。そしてボート男子軽量級ダブルスカルの武田大作(ダイキ、伊予市出身)は浦和重とのベテランペアでアテネ大会(6位)以上の成績を狙ったが決勝に進めず、12位だった。武田の証言を元に大舞台での戦いを振り返る。

ボート・武田、やり投げ・村上、柔道・中矢、五輪で最高の結果を

 4年に1度のスポーツの祭典、ロンドン五輪の開幕まで、ちょうど1週間。今回、愛媛県からは3名が五輪に出場する。ボート男子軽量級ダブルスカルの武田大作(ダイキ、伊予市出身)、陸上男子やり投げの村上幸史選手(スズキ浜松AC、上島町出身)、陸上柔道男子73キロ級の中矢力(ALSOK、松山市出身)だ。3選手の五輪前の直前情報をお届けする。

3年連続入賞、国体へ勝負をかける夏 〜ダイキ弓道部〜

 秋の国体に向け、弾みがついた3位入賞だ。  国体出場、そして優勝を最大の目標に掲げるダイキ弓道部は、6月8日から行われた全日本勤労者選手権大会(東京都立小金井公園弓道場)に参加した。この大会では官公庁、会社単位で3名1組のチームをつくり、団体戦で競い合う。一昨年は準優勝、昨年は3位のダイキは、主将・橋本早苗、山内絵里加、原田喜美子の3選手で大会に臨み、1次、2次と予選を突破。決勝トーナメントは準決勝で惜しくも敗退したが、決定戦を制し、3位となった。目指していた優勝こそ叶わなかったものの、女子選手のみの参加では全チーム中最高の成績だ。3年連続の入賞を達成した3選手に大会を振り返ってもらった。

ボート・武田、柔道・中矢、ロンドンの輝くメダルへ

 4年に1度の五輪がロンドンで開幕するまで、あと2カ月となった。五輪の代表選考も佳境を迎え、各競技で内定選手が続々と決まっている。現時点では愛媛県出身者で代表に決まっているのはボート軽量級ダブルスカルの武田大作(ダイキ)と柔道男子73キロ級の中矢力(ALSOK、新田高出身)だ。2人の代表権獲得の戦いを紹介する。

五・七・五 届ける感動 熱きプレー 〜えひめスポーツ俳句大賞〜

「草茂みベースボールの道白し」(正岡子規)  2011年度で10回目を迎えた「えひめスポーツ俳句大賞」の表彰式が3月25日、松山市内で開かれた。この賞は同市出身の俳人で野球好きとしても知られた正岡子規の野球殿堂入りを契機に、「スポーツに接して得られる感動やときめき、共感を俳句に詠み込むことにより、スポーツファンの増加と、スポーツと文化が融合した新しい芸術文化の創造」を目指して02年より設けられた。

ボート・武田、五輪で勝つために

 5度目の五輪出場へ、ボート武田大作には大きな試練が訪れた。今季は五輪出場権確保のため、8月の世界選手権(スロベニア・ブレド)で上位に入ることを目標に掲げていた。だが、夜久智広選手(東レ滋賀)と組んだ軽量級ダブルスカルでは7月の「FISAワールドカップ第3戦」では22位。世界選手権の出場を逃した。

ゴルフ・松山、スポーツ大賞に 〜第11回大亀財団スポーツ賞〜

 大亀スポーツ振興財団では毎年、スポーツで優秀な成績を収めた愛媛県出身選手や、スポーツ界に貢献した県内の個人、団体を表彰している。11回目を迎えた今年度も7名の個人、2団体の受賞が決まり、16日に表彰式が行われた。国際レベルでの活躍をした選手、またはその指導者に送られるスポーツ大賞に輝いた男子ゴルフの松山英樹選手ら、受賞者の横顔を紹介する。

えひめ国体へ昇り龍のごとく競技力向上を 〜新春えひめスポーツのつどい〜

 愛媛県体育協会などが主催する「新春えひめスポーツのつどい2012」が3日、松山市内のホテルで開かれた。集まったのはボートの武田大作選手やダイキ弓道部員など、県内のアスリートやスポーツ関係者など約250名。前回に引き続き、司会をビーチバレーの佐伯美香さんが務め、昨年のなぎなたの世界選手権で優勝した池見敬子選手らが出席して、会を盛り上げた。出席者はお互いの親睦を深めつつ、新たな年のさらなる飛躍を誓っていた。

ボート武田、弓道、ジュニアゴルフ――それぞれの2011年

 2011年も残すところ約10日。今年も愛媛のスポーツ界ではさまざまな出来事があった。秋に開催された第66回国民体育大会「おいでませ! 山口国体」では、愛媛県は天皇杯(男女総合)で25位に入り、昨年の千葉国体での38位から大幅にランクアップ。6年後の国体に向けて着実に強化が進んでいる。またゴルフ界では松山市出身の松山英樹(東北福祉大)がマスターズで日本人初のローアマチュアを獲得。柔道界でも伊予市出身の浅見八瑠奈(女子48キロ級、コマツ)、松山市出身の中矢力(男子73キロ級、東海大)が世界柔道パリ大会で金メダルに輝いた。

五輪戦士のアドバイスを胸に 〜ダイキ弓道部〜

 崖っぷちで踏みとどまった。  10月22、23日と明治神宮武道場至誠館で開催された第59回全日本実業団弓道大会、第31回全日本実業団遠的大会に参加したダイキ弓道部は近的女子の部で2年連続11度目の団体優勝に輝いた。産業別団体戦(金融・商事・その他の部)では連覇を逃したものの3位。個人では橋本早苗が交歓射会で3位入賞し、遠的女子の部で5位に入った。屈辱の2年連続国体ブロック予選敗退から3カ月、今後の巻き返しへ部員たちを取材した。

25位を「えひめ国体」へのステップに 〜「おいでませ! 山口国体」総括〜

 10月11日まで開催されていた第66回国民体育大会「おいでませ! 山口国体」で、愛媛県は天皇杯(男女総合)の成績で25位に入り、昨年の千葉国体での38位から大幅に順位を上げた。愛媛県が20位台に順位を上げたのは02年の高知国体(26位)以来、9年ぶり。6年後となった「えひめ国体」に向け、各競技団体が普及、育成に取り組んできた成果が着実にあらわれている。

世界から山口へ、それぞれの挑戦 〜「おいでませ! 山口国体」展望〜

 第66回国民体育大会「おいでませ! 山口国体」が10月1日から本格的に開幕する。愛媛県勢は37競技に550人が出場。昨年は38位と順位を落とした天皇杯(男女総合)の成績を30位台前半に押し上げることを目標に掲げている。先行して実施された水泳では三好悠介(八幡浜高)が少年男子Bの100メートル自由形と100メートルバタフライでいずれも3位入賞。愛媛県は昨年を上回る得点を叩きだし、好スタートを切った。

「底上げ」の季節へ 〜ダイキジュニアゴルフスクール〜

 活動3年目を迎えたダイキジュニアゴルフスクールが着実に成果を収めつつある。8月9日に高原ゴルフ倶楽部(久万高原町)で開催された愛媛県小中学生ゴルフ大会では、中学女子の部で3年生の野々村颯記さんが2位、小学男子の部で6年生の岡山史弥くんが2位、小学女子の部で4年生のマニックス・ジョイ明美さんが3位に入賞した。岡山くんは7月18日に新居浜カントリー倶楽部で行われた四国小学生ゴルフ大会でも3位に入り、10月の全国大会(千葉カントリークラブ)への出場権を獲得した。

世界との戦いに必要な“心体技” 〜ボート・武田選手インタビュー〜

 5度目の五輪へ、大きな試練がやってきた。  ボートの武田大作選手(ダイキ)は8日からスイス・ルツェルンで開催された「FISAワールドカップ第3戦」に参戦。夜久智広選手(東レ滋賀)と組んだ軽量級ダブルスカルで22位に終わり、8月28日に開幕する世界選手権(スロベニア・ブレド)の出場ができなくなった。この世界選手権はロンドン五輪の選考レースも兼ねている。武田は過去、シドニー、アテネ、北京と前年の世界選手権で上位に入って五輪の切符を得ていただけに、ロンドンに向けて大きな軌道修正を迫られることになった。帰国直後の武田に現在の心境と今後を訊ねた。

2年連続入賞、自信と悔しさを胸に 〜ダイキ弓道部〜

 秋の国体に向け、成長のあとが見えた3位入賞だ。  国体での優勝を最大の目標に掲げるダイキ弓道部は、この3〜5日、全日本勤労者選手権大会(岐阜県恵那市まきがね公園体育館)に参加した。この大会では官公庁、会社単位で3名1組のチームをつくり、団体戦で競い合う。昨年の同大会で準優勝を収めたダイキは、主将の橋本早苗、山内絵里加、原田喜美子の3選手で大会に臨み、1次、2次と予選を突破。決勝トーナメントは準決勝で惜しくも敗退したが、3位決定戦を制した。目指していた優勝こそならなかったものの、2年連続の入賞は立派な成績だ。参加3選手に大会を振り返ってもらった。

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