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金子達仁「春夏シュート」

人間の暗部さらけ出した五輪 笑うしかない

 泣くべきか。怒るべきか。はたまた笑うべきか。 森会長の発言。アウト。完全にアウト。事ここにいたっては、残る二択は「続投か辞任か」ではなく「辞任か更迭か」になる。というか、損なわれたイメージの改善には
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五輪・パラリンピック

組織委・森会長辞意を表明 武藤事務総長、後任人事は「透明性の高いプロセスが不可欠」

(写真:会合の冒頭で挨拶をした森会長 Photo by Tokyo 2020) 12日、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、評議員会・理事会合同懇談会を都内で行った。会合
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五輪・パラリンピック

スポーツ界のトップは「トランスフォーメーション」せよ(川淵三郎氏)<中編>

二宮清純: 川淵さんは1964年の東京オリンピックにサッカー日本代表選手として参加されましたが、本年1月号の『文藝春秋』によると、そのとき一番印象的だったのが開会式だったそうですね。開会式で飛ばした8
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二宮清純「唯我独論」

組織委の信頼は首の皮一枚つながった ~二宮清純特別寄稿~

 川淵三郎氏に電話したのは、9日の午後6時過ぎだ。12日に予定されている合同懇談会前に、実質的な評議員会議長である氏の考えを聞きたかった。 組織委会長は理事の互選で選ばれるが、評議員は会長の「選定及び
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二宮清純「唯我独論」

第988回 せめてスポーツ界のリーダーには規範意識を

「英国紳士の条件は、風呂場でションベンしないことだと言うんだな」。昔、そんな話を座談の名手として知られる漫画家の黒鉄ヒロシさんから聞いた。人が見ていないところでの振る舞いこそが、その人物の価値をはかる
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金子達仁「春夏シュート」

日本人からIOCへ「非現実的」な提案を

「仮定の質問にはお答えできません」という答弁も相当だが、失望させられた度合いではこちらも負けていなかった。IOC委員にして世界陸連会長のセバスチャン・コー氏の発言である。 1月24日付のスポニチにはこ
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二宮清純「唯我独論」

東京オリパラ、「強行開催」か「絶対中止」かで国民「分断」を憂う ~二宮清純特別寄稿~

 パンデミックの収束が見通せない時期だから、いろいろな憶測記事が出るのは止むを得ない。そんな中、英紙タイムズが<日本政府が中止せざるを得ないと内々に結論付けた>と報じた。ただし、それを裏付ける根拠には
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二宮清純「唯我独論」

第986回 「環境五輪」一蹴したのに国連頼み……IOCの矛盾

 これをご都合主義と呼ばずして、何と呼べばいいのか。ケバン・ゴスパーIOC元副会長(IOC名誉委員)の発言が物議をかもしている。組織の中枢にいる人物ではないとはいえ、看過できるものではない。18日付の
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金子達仁「春夏シュート」

五輪開催は渇望の高まりあってこそ

 批判、というよりは罵詈雑言に近い言葉が、ネット上で飛び交っている。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森会長に対して。メディアの取り上げ方も、「わかってない」「ズレてる」といった前提に立っているもの
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金子達仁「春夏シュート」

半年後の祭り「やりたい」か決めるのは国民

 スポーツ関係の仕事の多い夫と、大学で教員をしている妻。どちらが来年の五輪開催を望んでいるかといえば、ウチの場合、妻である。「五輪のために特別なカリキュラムを組んでいたのに、延期で全部パーになった。ま
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