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二宮清純「プロ野球の時間」

第377回 二度あることは……首脳陣絶賛の「育成の星」 巨人・星野真澄投手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 巨人にまたもや“育成の星”が誕生しようとしている。 今季、育成ドラフト1位で入団した星野真澄(BCリーグ・信濃)が宮崎キャンプで好評価を得た。 左のスリークォーターからストレートにカーブ、スライダー
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二宮清純「プロ野球の時間」

第376回 一流に共通する用具へのこだわり

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 プロ野球選手として大成する条件は何か。 ピッチャーならボールが遅いよりは速い方がいいだろう。コントロールが悪いよりは良い方がいいだろう。 バッターなら飛距離がないよりはあった方がいい。足が遅いよりは
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二宮清純「プロ野球の時間」

第375回 ボヤキという苦い薬が磨いたエースの器 東北楽天・岩隈久志投手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

「球数制限のエース」「岩隈の頭は何とかならんのか」「投手陣に“岩隈病”が蔓延している」 これだけこき下ろされれば、言った側に悪意はなくても、言われた当人はグサッとくるものだ。 4年間、楽天のエース岩隈
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二宮清純「プロ野球の時間」

第374回 名投手を輩出した鳥取県の低迷

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 巨人、阪神などで活躍した小林繁氏が去る1月17日、心筋梗塞による心不全のため急死した。まだ57歳だった。 小林氏といえば、いわゆる“江川事件”のもうひとりの当事者でもあるが、ここでは詳しくは触れない
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二宮清純「プロ野球の時間」

第373回 元練習の虫は「ボビー流」をどう変えるか 千葉ロッテ・西村徳文監督

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 人気者だったボビー・バレンタインの後を継いだわけだから立場的には大変である。 昨秋、千葉ロッテの監督に就任した西村徳文は自他ともに認める「叩き上げの男」である。 社会人野球の鹿児島鉄道管理局を経て1
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二宮清純「プロ野球の時間」

第372回 「国際基準」で日本野球は変わるか?

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 プロ野球のカウントコールは今季からストライクよりもボールが先になる。 つまり「ワンストライクツーボール」は「ツーボールワンストライク」となる。 日本のプロ野球ファンには違和感があるかもしれないが、国
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二宮清純「プロ野球の時間」

第371回 運命のいたずらを糧に駆け抜けた人生 元巨人ジャイアンツ・阪神タイガース 小林繁氏

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 巨人、阪神でエースとして活躍した小林繁氏(北海道日本ハム1軍投手コーチ)が1月17日、心不全で急死した。57歳だった。小林氏といえば“江川事件”について触れないわけにはいかない。 78年11月21日
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二宮清純「プロ野球の時間」

第370回 楽しみな工藤と菊池の“競演”

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 2010年のプロ野球、最大の注目は埼玉西武に入団した球界最年長投手・工藤公康と超高校級左腕・菊池雄星の“競演”である。「20年にひとりの逸材」といわれる菊池を私が初めて見たのは、昨年のセンバツだ。初
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二宮清純「プロ野球の時間」

第369回 「病も個性」の開き直りが生んだ勝負強さ 北海道日本ハム・小谷野栄一内野手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 地味だけど勝負強い男――。北海道日本ハムの内野手・小谷野栄一の第一印象を一言で言い表せば、こうなる。 敗れはしたものの、昨季の巨人との日本シリーズで小谷野は一躍、全国区となった。 6試合通じて23打
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第368回 投手としてのハンデを逆手に取った「遅球王」

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 プロ野球のピッチャーにとってボールの遅さは致命的である。 たとえばルーキーがキャンプ地のブルペンに初めて入ったとしよう。両脇で150キロの剛速球をビュンビュン投げている先輩がいる。 翻って自分のスト
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