27日、東京オリンピックの日本代表選考会を兼ねた第105回日本陸上競技選手権大会最終日が大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。男子110mハードル決勝は泉谷駿介(順天堂大)が13秒06の日本新記録をマークし優勝。泉谷と共に東京オリンピックの参加標準記録(13秒22)をクリアしていた金井大旺(ミズノ)と高山峻野(ゼンリン)が2、3位に入り、代表に内定した。女子5000mは廣中璃梨花(日本郵政グループ)が初優勝。2位の新谷仁美(積水化学)と共に1万mに続く2種目目の代表権を獲得した。

 

 男子走り幅跳びは橋岡優輝(富士通)が自己ベストを更新する8m36で2年ぶり4度目の優勝。大会前に東京オリンピック参加標準記録(8m22)を突破していた2位の津波響樹(大塚製薬)、3位の城山正太郎(ゼンリン)と共に代表内定を決めた。男子200m決勝は小池祐貴(住友電工)が20秒46で初優勝。小池も参加標準記録(20秒24)をクリアしており、東京オリンピック代表に内定した。4日間の日本選手権で、東京オリンピック代表内定者は17名だった。