山﨑空(ベアーズ女子陸上部/愛媛県東温市出身)第3回「空アスリート計画」
ベアーズ女子陸上部(チーム名:ベアーズカメリア)に所属している山﨑空は、普段は大人しいが小学校の運動会では目立つ存在だった。リレーでは、ごぼう抜きをよく見せた。ビデオ撮影をしていた友人の父兄たちが「あの子誰!? 空ちゃん?」と驚いたという。学校では、有名な存在だった。

<右>が山﨑。写真提供:ベアーズカメリア
スポーツテストの結果
山﨑は小学校1年生の頃から、ミニバスケットボールに熱中していた。東温市立重信中学校に進学しても、ミニバスケットボール部に入部した。ミニバスケットボール部は朝の練習が無かった。
中学に入学してすぐに、スポーツテストが実施された。テストの成績は優秀で、「特に1000メートルが速かった」という。陸上部の顧問が「朝の練習だけでも一緒に走ったらどうか」と提案すると、山﨑は喜んで参加した。入学して1カ月後には、陸上部の練習にも加わった。
山﨑が駅伝チームに加わると、チームの成績が如実に上がった。
「入学する前、重信中学校は県駅伝で70チーム中60位くらいの成績でした。私が入学すると、19位に順位が上がったんです」
2年生になると、駅伝に熱心な小笠原陽子先生が赴任した。
「大きな駅伝の大会前になると、他の部活からメンバーを寄せ集めて、チームを発足します。小笠原先生はとても熱心で、私たちと一緒に走ってくれました。先生に出会って、走る楽しさを教えてもらいました」
グループLINEの名前

スポーツ万能少女は、忙しい日々を送った。1日のスケジュールは、こうだ。
「朝に陸上の練習。6時間目の授業が終わって、16~17時まで陸上の練習。バスケットの新人戦の時期になると18~19時までバスケットの練習です。さらに、19~20時まで陸上の練習をしていました」
バスケットの試合の後に、駅伝のコースの試走をしたこともある。
自主練習にも熱が入った。父・寿はこう語った。
「私の友人が、吉田浜ランニングクラブに所属しているんです。その友人と、吉田浜の若いランナーが、空の練習に付き合ってくれるようになりました。バスケットもやっていましたが、どんどん陸上にのめり込んでいきました」
父は「空は周囲の人々に恵まれていると思います」とも付け加えた。この練習メンバーのグループLINEがあるのだが、そのグループ名は「空アスリート計画」。父は「実業団でいまも陸上を続けている。本当にアスリートになってくれた」と喜んだ。
3年時の県駅伝で山﨑は「優勝を目標にしていた」が、実際は準優勝だった。「中学最後の年に準優勝して、“駅伝ってこんなに楽しいんだ”と。それでバスケットへの熱が冷めたわけではないのですが、高校では陸上でやっていきたいと思い始めました」。
進路を決めるに際し、山﨑はバスケットボール部の顧問に、高校では陸上部に入る旨を伝えた。すると、聖カタリナ高校からスポーツ推薦の話がきたのだった。
(最終回につづく)

<山﨑空(やまさき・そら)>
2004年5月14日、愛媛県生まれ。2020年4月、聖カタリナ学園高校入学に入学し、同校陸上部で本格的に陸上を始める。23年、(株)ベアーズに入社。女子陸上部・ベアーズカメリアに入部し、わずか2年目の24年にプリンセス駅伝、クイーンズ駅伝に出場。同年11月、チームの副キャプテンに就任。25年はプリンセス駅伝でアンカー(6区)を務めた。
(文・写真/大木雄貴、写真提供/ベアーズカメリア)
☆プレゼント☆
山﨑空選手の直筆サイン色紙をプレゼント致します。ご希望の方はこちらより、お問い合わせ種別「その他」を選んでいただき、本文の最初に「山﨑空選手のサイン希望」と明記の上、郵便番号、住所、氏名、年齢、連絡先(電話番号)、この記事や当サイトへの感想などがあれば、お書き添えの上、送信してください。応募者多数の場合は抽選とし、当選発表は発送をもってかえさせていただきます。締め切りは2025年12月29日(月)迄です。たくさんのご応募お待ちしております。

