ボクシングのWBA世界スーパーウェルター級王座決定戦が9日、メキシコのテピクで行われ、暫定王者の石田順裕(金沢)は同級9位のリゴベルト・アルバレス(メキシコ)に0−3の判定で敗れて正規王者昇格に失敗した。35歳1カ月の石田が勝てば、日本最年長の王座奪取記録更新と、男子では18年ぶりの海外でのタイトル獲得だったが、快挙はならなかった。この試合は当初、石田の2度目の暫定王座防衛戦となるはずが、WBAが同級3位のオースティン・トラウト(米国)との対戦を指示。紆余曲折の末、ようやく5日前に王座決定戦として認められたばかりだった。