四国アイランドリーグPlusは2012年シーズンの年間MVPとベストナイン、後期MVPを発表した。
 年間MVPは2年ぶりの年間優勝を達成した香川オリーブガイナーズから、最多勝(16勝)をあげた山野恭介に決定。後期MVPは後期優勝した愛媛マンダリンパイレーツで首位打者に輝いた大井裕喜が選ばれた。ベストナインには先のドラフト会議で東京ヤクルトから5位指名を受けた星野雄大(香川、捕手)、埼玉西武から育成指名された水口大地(同、二塁手)らが選出された。
 ベストナインのその他のポジションでは年間MVPの山野(投手)、後期MVPの大井(外野手)が受賞し、元阪神の桜井広大(香川)も指名打者で選ばれた。2年連続で選ばれたのは島袋翔伍(香川、外野手)のみ。高知・村上祐基が2年ぶりに受賞した(10年は三塁手)ほかは、全員が初めての選出となった。チーム別では年間王者の香川が最多で5名。次いで後期優勝の愛媛が4名、高知が1名で、徳島から4年ぶりにベストナインが出なかった。また、リーグ最優秀審判には山本哲也氏が3年連続で選ばれた。

<年間MVP> 
山野 恭介(香川、明豊高−広島※育成選手で派遣)
26試合 16勝4敗 防御率2.54 89奪三振

<後期MVP> 
大井 裕基(愛媛、新居浜東高−立正大)
後期 36試合 打率.345、1本塁打、19打点

<ベストナイン>
【投手】
山野 恭介(香川) 初
【捕手】
星野 雄大(香川、岡山東商高−日産自動車九州−伯和ビクトリーズ) 初
 75試合 打率.231 3本塁打 34打点
【一塁手】
ブレット フラワー(愛媛、米独立リーグ) 初
 79試合 打率.294 3本塁打 46打点 
【二塁手】  
水口 大地(香川、大村工高−長崎) 初
 79試合 打率.275 24打点、37盗塁
【三塁手】  
藤長 賢司(愛媛、済美高−大阪体育大) 初
 75試合 打率.300 2本塁打 24打点
【遊撃手】  
村上 祐基(高知、如水館高−立正大) 初(10年に三塁手で受賞)
 80試合 打率.235 1本塁打 19打点 25盗塁
【外野手】
島袋 翔伍(香川、中部商高−ビッグ開発ベースボールクラブ) 2年連続2回目
 63試合 打率.288 5本塁打 36打点
【外野手】 
大井 裕喜(愛媛、新居浜東高−立正大) 初
 69試合 打率.349 1本塁打 30打点 
【外野手】  
高田 泰輔(愛媛、新田高) 初
 79試合 打率.252 2本塁打 34打点 27盗塁
【指名打者】
桜井 広大(香川、PL学園高−阪神) 初
 78試合 打率.320 6本塁打 44打点