14日、開幕を翌日に控えたフットサルのFリーグが国立代々木競技場第一体育館で2013−2014シーズンのキックオフ・カンファレンスを行った。7シーズン目の今季も10クラブが参加する。レギュレーションは昨季までの1シーズン3回戦総当たりを、前後期各2回戦総当たりに変更。前期は6月15日〜10月14日、後期は11月2日〜来年2月16日にかけて行われる。前後期の各順位に応じて、1位10ポイントから10位1ポイントに換算し、合計ポイントの上位4クラブがプレーオフに進出する。カンファレンスには北澤豪COO補佐、各クラブの監督とキャプテンが出席し、今季の抱負を語った。
 昨シーズンは年間入場者数が25万人を突破し、代表もW杯(タイ)で初のベスト16に進出するなど、日本フットサル界が大きく飛躍した。それを受けて北澤COOは「今季は観客動員30万人を目指す」ことを目標に定めた。

 7シーズン目を迎えたFリーグは、昨季まで名古屋が6連覇中というまさに1強状態。昨季は無敗で史上初の三冠(リーグ、テバオーシャンズカップ、全日本選手権)を達成した。そんなチームは新監督にビクトル・アコスタを招聘した。ブラジル出身のスペイン人指揮官の下、王者はどのような進化を遂げるのか。

 森岡薫や北原亘など、多くの代表選手を抱え、U−23選抜にも選出される若手も台頭するなど、戦力は充実している。今季から主将に就任した吉川智貴は「目標はFリーグ7連覇とアジアクラブ選手権を含めた4冠。世界を見据えたフットサルをやり、フットサル界を盛り上げたい」と力強く語った。
(写真:王者・名古屋のキャプテンとしてプレーする吉川)

 果たして、名古屋がさらなる進化を遂げて最強への道をひた走るのか。それとも、王者に待ったをかけるクラブが現れるのか。日本最高峰の戦いの火ぶたが切って落される。

 開幕戦組み合わせ 会場はすべて国立代々木競技場第一体育館

<第1節>
6月15日(土)
9:45〜 シュライカー大阪 × パサジィ大分
11:45〜 エスポラーダ北海道 × ペスカドーラ町田
15:00〜 府中アスレティックFC × バルドラール浦安
17:00〜 名古屋オーシャンズ × アグレミーナ浜松
19:00〜 湘南ベルマーレ × デウソン神戸

<第2節>
6月16日(日)
9:45〜 パサジィ大分 × ペスカドーラ町田
11:45〜 バルドラール浦安 × エスポラーダ北海道
15:00〜 デウソン神戸 × 名古屋オーシャンズ
17:00〜 シュライカー大阪 × 湘南ベルマーレ
19:00〜 アグレミーナ浜松 × 府中アスレティックFC