16日、Jリーグは来年からスタートする「Jリーグ ディヴィジョン3(J3)」の初年度の参加クラブ数を12とすることを同日のリーグ理事会で決定した。参加クラブは11月の同理事会で決定される見込み。またリーグ戦は総当たり3回戦(33節、総試合数198試合)、また「特別参加枠」(仮称)としてJ1やJ2の選抜した若手選手で構成したチームの参加を検討していくことも決議した。J2との入れ替え戦や特別参加枠のチーム編成などは今後協議を重ねる。
 J3には現在、19クラブ(準加盟済みのJFL6クラブ、6月30日までに準加盟申請したJFL6クラブ、地域リーグのクラブ7)が参加を表明している。今後、1〜4の審査ステップを経て、初年度参加予定数12クラブが決定する。

 リーグ戦の試合数については、4回戦制も検討されたが、「悪天候時の予備日確保」「夏場のデーゲーム対応」「試合間隔を十分にとることでクラブの基盤整備の時間をつくる」ことを踏まえて総当たり3回戦制となった。

 特別参加枠は出場機会の少ない若手選手の育成を主な目的にしている。検討段階での発表について大河正明管理統括本部長は「可能性があることをはっきりしておかないと、11月に突然、『参加枠が1つある』となってはJ3を目指す地域のクラブに違和感を感じさせてしまう」と理由を説明した。特別参加枠の取り扱いについては、11月のリーグ理事会で最終決定する。

 またJ3発足に伴うJFLの2014年度の参加チーム数、J3クラブに登録できる外国籍選手の数、14シーズン後のJ2とJ3間の入れ替えチーム数および決定方法、クラブ間の提携などに関しては、引き続き日本サッカー協会、Jリーグ、JFLが連携して協議し、決定次第随時発表する。