昨年、開設したスポーツポータルサイト「Sportsプレミア」では新たなスポーツ記事を連日、配信中です。このサイトではJBpress(日本ビジネスプレス)、講談社、スポーツコミュニケーションズの共同運営により、3社がそれぞれ配信している独自の記事を合わせて読むことが可能になっています。このたびゼンショー協力のオリジナル対談コーナー『虎四ミーティング』が更新されました。サッカー解説者の名波浩さんに続くゲストは、体操のソウル五輪、バルセロナ五輪と2大会連続でメダリストとなった池谷幸雄さん。二宮清純とすき家の新商品『チャプチェ牛丼』を食べながら、現世界王者の内村航平選手の凄さや池谷さんの現役時代のエピソードなどを語ってもらっています。
 当サイトでは特別に対談の一部を紹介します。

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二宮: 池谷さんが牛丼を初めて食べたのはいつ頃ですか?
池谷: 中学くらいから、よく牛丼屋さんに行って食べていました。友達同士で行ったこともありますが、実家が本屋をやっていて親が忙しかったので、体操の練習から帰宅すると、「メシ食って来い」って言われることもあって、そういう時はほとんど牛丼屋さんに行っていましたね。

二宮: 好きなメニューは?
池谷: 特盛の牛丼に牛皿をつける組み合わせが、僕の定番です。肉が大好きで、牛丼だけだと足りなくて、牛皿も必ず頼んじゃうんです。

二宮: 肉食系ですね(笑)。
池谷: そうですね。現役時代、プロテインなどはほとんど飲まず、食事とトレーニングだけで筋力をつけていたんです。そういう意味では、肉食だったことが、おそらく良かったんだと思います。

二宮: 6日に閉幕したベルギー・アントワープでの世界選手権では、内村航平選手が見事に個人総合4連覇を達成しました。彼は昨夏のロンドン五輪でも個人総合で金メダルを獲得しています。池谷さんも1988年のソウル、92年のバルセロナと2大会連続でメダリストとなっています。その池谷さんの目に、現在の内村選手はどう映っていますか?
池谷: 先天的な才能がなかったわけではありませんが、中学、高校時代は目立った成績は残しておらず、彼は遅咲きです。頭角を現してきたのは、高校3年生頃からでした。

二宮: そのようなケースは珍しいでしょう?
池谷: 才能のある選手は、比較的早い時期に出てくることが多いのですが、内村選手の場合はそうではなかった。もちろん、早い時期からある程度のところにはいました。ただ、それほどずば抜けた成績を残していたわけではなかったんです。ところが、高校3年生から急速に伸びてきました。それまではあまり筋力がなく、力が弱かったので、成績も上がらなかった。でも、その間、焦らずにじっくりと基礎づくりを重視してやってきたんでしょうね。少しずつ自分の身体ができてきて、筋力もついてきた。それに応じて、実力もどんどん伸びていったんだと思うんです。

二宮: では、内村選手が他の選手と比べて、ずば抜けているところは?
池谷: やっぱり空中感覚ですね。彼が空中で3回ひねっても、きちんと足を閉じて綺麗な姿勢のまま着地できるのは、素晴らしい空中感覚があるからこそです。これは持って生まれたものでもありますし、幼少の頃からトランポリンでそれを養っていたということも大きいと思います。僕らが現役の頃はトランポリンなんてやってなかったんですよ。僕らは鉄棒の着地とか、宙返りをする中で空中感覚を養い、実戦で鍛えていったんです。

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 この『虎四ミーティング』のコーナーは月2回更新です。池谷幸雄さんとの対談後編は25日(金)にアップします。どうぞお楽しみに。