11日、イタリア・セリエAのACミランが公式HPでサッカー日本代表の本田圭佑(現CSKAモスクワ)が、来年1月3日にも合流することを発表した。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOが明言した。背番号は「10」になる見込みで、同クラブのオンラインショップではすで本田のネームが入った背番号10のユニホームが販売されている。デビューは1月6日のアタランタ戦もしくは同12日のサッスオーロ戦と見られている。
 かねてから熱望してきたビッグクラブへの移籍だ。本田のミラン移籍はこれまで、正式な決定の発表はなく、ミランとCSKAモスクワの移籍交渉が決裂したという情報もあった。しかし、ガッリアーニCEOが「やっと話すことができる。本田は1月3日、ミランの選手になる」とコメントし、「ミラン・本田」の誕生が確実となった。

 ミランはセリエAで18度、UEFAチャンピオンズリーグを7度、FIFAクラブW杯も制した超ビッグクラブ。リーグ戦では現在9位に沈んでいるミランにとって、本田加入を上位浮上への起爆剤にしたい狙いもあるだろう。

 しかも背番号は「10」だ。これまでミランの背番号10は、ルート・フリット、デヤン・サビチェビッチ、ズボニミール・ボバン、ルイ・コスタ、クラレンス・セードルフら錚々たる選手たちが背負ってきた。本田も偉大な先人たちのようにクラブから期待されていることがうかがえる。

 またデビュー戦同様に注目されるのが、5月4日に行われるインテルとのミラノダービー。同じ日本代表のDF長友佑都と、伝統の一戦での対決実現が期待される。

 果たして、本田はイタリアで輝きを放てるか。日本が誇るレフティーに、世界中が注目している。