27日、プロ野球のセパ両リーグが開幕した。昨季日本一の福岡ソフトバンクはホームで千葉ロッテと対戦。ソフトバンクは4年連続開幕投手の攝津正が8回2失点の好投も、打線の援護なく1対3で敗れた。工藤公康新監督の下、球団初の連覇を狙うソフトバンクだったが、黒星スタートとなった。3年目で初の大役を務めた大谷翔平(北海道日本ハム)は、東北楽天打線を6回途中1失点に抑えた。チームは5対2で勝利し、大谷が初の開幕投手を白星で飾った。大型補強を敢行したオリックスは、埼玉西武の投手リレーの前に0対1の完封負けを喫した。


 一方、セ・リーグは4連覇のかかる巨人が横浜DeNAに3対2で勝利。長野久義のタイムリーと亀井善行の2ランで序盤にリードを奪うと、最後は新守護神の澤村拓一がプロ初セーブで締めた。巨人は3年連続の開幕白星スタート。24年ぶりのリーグ優勝を目指す広島は、東京ヤクルトと延長11回までもつれた。熱戦に終止符を打ったのはラスティングス・ミレッジ。助っ人の2点タイムリーでヤクルトが4対2で勝ち、真中満vs.緒方孝市の新監督対決は真中ヤクルトに軍配が上がった。同じく延長となった阪神と中日のゲームは、延長10回にマット・マートンのサヨナラ打で阪神が5対4で勝利を収めた。