23日、「FIVB(国際バレーボール連盟)バレーボールワールドカップ(W杯)2007」(男子)第2ラウンド第2戦が、広島グリーンアリーナなどで行なわれた。FIVBランキング3位のロシアと対戦した日本は1セットも奪うことができず、ストレートで負けを喫した。
(写真:復調の兆しを見せたスーパーエース・山本)

 ロシア 3−0 日本
(25−19、25−20、25−23)
 前日、今大会一番の戦いを見せ、勢いに乗る日本は第1セット、いきなり3連続ポイントでリードを奪い、序盤は優位に立つ。しかし中盤、ロシアに4連続ポイントで9−11と逆転を許すと、最後まで追いつくことができず、25―19で第1セットを落とした。

 第2セット、清水邦広に代えて植田辰哉監督は山本隆弘を投入した。すると、これが功を奏し、日本はロシアと互角の戦いを演じた。越川優、宇佐美大輔のサービスエースが決まるなど、要所でいいプレーを見せた日本。それでもロシアのブロックを打ち破ることができず、このセットも落としてしまった。

 背水の陣で臨んだ第3セット、日本は序盤に奪われたリードを石島雄介の連続ブロックで逆転した。しかし、終盤のサービスミスが響き、接戦をものにすることができなかった。

 ロシアに完敗した日本は通算成績2勝3敗とし、今大会での北京五輪の切符獲得に黄色信号が点灯した。
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