25日、「FIVB(国際バレーボール連盟)バレーボールワールドカップ(W杯)2007」(男子)第3ラウンド第1戦が、マリンメッセ福岡などで行なわれた。日本は平均年齢25歳以下ながらアフリカ王者に輝いたエジプトと対戦。フルセットの末に競り勝ち、日本は3勝目を挙げた。
(写真:チームを鼓舞した荻野キャプテン)

 日本 3−2 エジプト
(25−17、19−25、21−25、15−9)
 今大会、ここまで全敗を喫しているエジプトに対し、日本は第1セットを8ポイント差で奪い、力の差を見せつけた。ところが第2セットはアブダラ・アハメドのサーブに苦しみ、サーブレシーブが乱れる。後半、2度の4連続失点で一気に差を広げられた日本は、このセットを落としてしまった。

 なんとか流れを変えたい日本だったが、第3セットもいきなり5連続失点でエジプトに主導権を握られた。植田辰哉監督はオポジットを清水邦広から山本隆弘に、レフトの越川優をキャプテン・荻野正二に代えるも、あと一歩届かず、セットカウント1−2と逆転を許した。

 後がなくなった日本は第4セット、苦しみながらも山本のスパイク、石島雄介のブロックなどで5連続ポイントを奪い、逆転。25−23で奪い返し、最終セットに持ち込んだ。

 ようやく息を吹き返した日本は、第5セット、いきなり6連続ポイントを奪う。一時は2ポイント差まで迫られるも、ピンチサーバーとして投入された越川のジャンプサーブが決まり、日本に流れを引き戻した。最後は石島のブロックが決まり、通算成績を3勝3敗とした日本。明日はW杯初出場の新鋭・プエルトリコと対戦する。
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