巨人の弱さをめぐる考察 上田 哲之 2017年6月2日 巨人の弱さをめぐる考察2017-06-02T18:57:33+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 国文学者であり民俗学者、そして歌人・釈迢空として、独自の学問を築き上げた折口信夫は、「怒れる人」であったという。 膨大かつ独創的な著作で今なお多くのファンを惹きつけてやまない折口の、そのような次第に 続きを読む
大逆転はなぜ起きたか 阪神―広島戦を読み解く 上田 哲之 2017年5月12日 大逆転はなぜ起きたか 阪神―広島戦を読み解く2017-05-12T16:44:49+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 5月5日、筒香嘉智(横浜DeNA)が放った、今季横浜スタジアムでの第1号ホームランは、飛距離116メートル、打球射角35度、最高到達点33メートルだったそうだ。今季から球団が公表を開始した、「トラッ 続きを読む
上田哲之「起爆剤は誰だ」 上田 哲之 2017年5月11日 上田哲之「起爆剤は誰だ」2017-06-06T19:10:17+00:00 カープ・アイ 近年のカープの歴史を考えてみると、一つの転機が2013年だったことがわかる。この年、16年ぶりのAクラスと初のクライマックスシリーズ進出を決めている。 続く2014年もクライマックスシリーズに進出 続きを読む
上田哲之「『勝利の方程式』をどうするか」 上田 哲之 2017年4月13日 上田哲之「『勝利の方程式』をどうするか」2018-10-26T14:42:46+00:00 カープ・アイ 緒方孝市監督は「守り勝つ野球」を標榜しているそうだ。しかし、ここまでの守備を想定していたわけではあるまい。「守り勝つ」というのは、通常、投手陣が最少失点に抑えて、それを堅実な守備で守って、少ない得点 続きを読む
ツーシームとホームラン――菊池と筒香の彼方へ 上田 哲之 2017年4月7日 ツーシームとホームラン――菊池と筒香の彼方へ2017-04-07T19:31:22+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 なんて底意地の悪いヤツなんだ、と思われるかもしれないが、開幕から4試合を消化した時点(4月4日)での筒香嘉智(横浜DeNA)の打率をご記憶だろうか。7分7厘。頭に「3割」はつかない。13打数1安打で 続きを読む
上田哲之「継続する力」 上田 哲之 2017年3月9日 上田哲之「継続する力」2018-10-26T14:51:01+00:00 カープ・アイ 何を今さら、と思われるかもしれないが、3月3日に日本代表の中田翔(北海道日本ハム)が打ったホームランは興味深かった。 しょせん、WBC本番をひかえた練習試合でしょ、と言われるかもしれないが、日本代表 続きを読む
WBCの不安と恍惚 上田 哲之 2017年3月3日 WBCの不安と恍惚2017-03-03T19:46:49+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 この2年間、広島カープが一種の社会現象のように日本中で盛り上がったのは、おそらくその過半の原因を、黒田博樹の“一球の重み”復帰が担っていた。 その黒田氏が引退した今季、カープで最も人気があるのは、菊 続きを読む
上田哲之「永久欠番論」 上田 哲之 2017年2月9日 上田哲之「永久欠番論」2017-02-09T14:21:46+00:00 カープ・アイ 所用で広島に来てみたら、スポーツ紙の一面を堂々と堂林翔太が飾っていたりする。 いわく<堂林豪弾 新井さん打法 今年は違うぞ~>(『日刊スポーツ』2月8日付) いいなぁ。キャンプだなぁ。ついでに、ドラ 続きを読む
日本代表監督とは何か 上田 哲之 2017年2月3日 日本代表監督とは何か2017-02-04T13:01:22+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 そうか、大谷翔平(北海道日本ハム)はWBCには出ないのか――。愕然とした人も多いだろう。もちろん私もその1人である。“辞退”会見をする栗山英樹監督の表情を見ていて、何というか、覚悟のほどを感じた。 続きを読む
上田哲之「連覇するための姿勢」 上田 哲之 2017年1月12日 上田哲之「連覇するための姿勢」2017-01-12T15:27:40+00:00 カープ・アイ 大谷翔平(北海道日本ハム)の打撃練習には、顕著な特徴がある。インパクトのときに左足(つまり軸足)を、大きくはね上げるのである。 試合中の打席では見られない動作なので、きっと何かを意図してやっているの 続きを読む