第244回 もはや「真実は墓場まで」長嶋茂雄の監督解任事件 二宮清純 2007年8月7日 第244回 もはや「真実は墓場まで」長嶋茂雄の監督解任事件2015-09-13T00:47:20+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 「日本経済新聞」朝刊の名物コラム「私の履歴書」で読売巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄氏の連載が始まったのは7月1日のことだ。 選手、監督時代を通じて劇的なエピソードには事欠かない長嶋氏だが、最大のハイライ 続きを読む
第290回 朝青龍騒動は「綱の品格」以前の問題 二宮清純 2007年8月1日 第290回 朝青龍騒動は「綱の品格」以前の問題2015-09-13T00:57:46+00:00 二宮清純「唯我独論」 「私と小沢さん、どちらが総理にふさわしいか、国民の考えをうかがう」。自らの信任を問う素晴らしい決意表明に映った。参院選での結果は与党惨敗。直後の会見。「国民に約束した新しい国づくりに向けて、改革を続行 続きを読む
第243回 原因はメジャーのマウンド? 井川、準備不足ゆえの苦戦 二宮清純 2007年7月31日 第243回 原因はメジャーのマウンド? 井川、準備不足ゆえの苦戦2015-09-13T00:47:20+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 レッドソックスの松坂大輔には及ばないが、移籍金2600万ドル(約30億円)、年俸総額2千万ドル(約23億6千万円=5年)ながら7月17日(現地時間)現在、10試合に登板して2勝2敗、防御率6.97。 続きを読む
第104回 自然体の歓喜、求道者の苦悶(後編) 二宮清純 2007年7月27日 第104回 自然体の歓喜、求道者の苦悶(後編)2015-09-13T01:00:46+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「頭が真っ白になりました」 金メダルの感想を、鈴木桂治はこう述べた。「長い4年間だったか?」と問うと、「今考えると短かったですね」と答えた。 忘れられないのは4年前のシドニーでのワンシーンだ。鈴木桂治 続きを読む
第289回 黒獅子旗に挑む大人たちのドラマ 二宮清純 2007年7月25日 第289回 黒獅子旗に挑む大人たちのドラマ2015-09-13T00:56:56+00:00 二宮清純「唯我独論」 都市対抗野球には独特の制度がある。各地区予選で敗退したチームから選手をレンタルできる補強選手制度だ。最大で5人まで借り受けることができる。この制度が存在することでチームは地域色を帯びる。文字どおり「 続きを読む
第242回 斎藤と岡島が証明した日本の「技術力」 二宮清純 2007年7月24日 第242回 斎藤と岡島が証明した日本の「技術力」2015-09-13T00:47:20+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 37歳の斎藤隆(ドジャース)と31歳の岡島秀樹(レッドソックス)がミッドサマー・クラシック――米オールスターメンバーに選出された。 岡島は登板機会に恵まれなかったが、斎藤は1回を三者凡退に封じた。気 続きを読む
第288回 “ワンチーム・プレイヤー”イチローの英断 二宮清純 2007年7月18日 第288回 “ワンチーム・プレイヤー”イチローの英断2015-09-13T00:56:56+00:00 二宮清純「唯我独論」 シアトルの市民は喜んでいるだろう。イチローの残留が決定した。2012年まで、セーフコ・フィールドに足を運べば世界最高峰のバッティング技術やレーザービームを目の当たりにすることができる。 昨年の今頃は 続きを読む
第241回 退路を断って「制球力」を磨かねば明日はない 広島・永川勝浩 二宮清純 2007年7月17日 第241回 退路を断って「制球力」を磨かねば明日はない 広島・永川勝浩2015-09-13T00:47:20+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 クローザー永川勝浩の1軍登録抹消(12日に再登録)とともに、広島カープのクライマックス・シリーズ出場の可能性も消えてしまったように感じられる。 7月1日の巨人戦、永川は6−4と2点リードの9回表、ク 続きを読む
第103回 自然体の歓喜、求道者の苦悶(中編) 二宮清純 2007年7月13日 第103回 自然体の歓喜、求道者の苦悶(中編)2015-09-13T01:00:46+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「自然体でやりますよ」 アテネに出発する前、鈴木桂治は私にこう言った。相手を過度に意識しない。秘策に頼らない。そのことを自らに言い聞かせて決戦の地に向かった。 24歳がこうした境地に至ったのには理由が 続きを読む
第287回 高い授業料、いいかげん取り戻せ 二宮清純 2007年7月11日 第287回 高い授業料、いいかげん取り戻せ2015-09-13T00:57:46+00:00 二宮清純「唯我独論」 サッカー日本代表監督のイビチャ・オシムはペシミスティックな預言者である。 先頃、上梓した『日本人よ!』(新潮社)という自著のエピローグの部分で、あえてアジア杯について言及し、こう結んでいる。<だから 続きを読む