ページのトップへ

中山雅史「一矢を報い、万兵を挙す」

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 “魂のストライカー”がプロ19年間の現役生活に幕を下ろした。昨年12月、コンサドーレ札幌のFW中山雅史が引退を発表した。中山はジュビロ磐田のエースとして、チームの黄金期を支え、Jリーグで3度の年間優
続きを読む

歓喜の「ブザー・ビート」

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 真紅のジャージのフィフティーンが史上初の快挙に挑む。帝京大学ラグビー部は全国大学選手権4連覇をかけて、13日の決勝を戦う。対するは国立大初の決勝進出を果たした筑波大だ。帝京大躍進の立役者は、監督就任
続きを読む

「鉄の拳」を持つ男 内山高志

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 大晦日は、格闘技のビッグイベントが目白押しだ。ボクシングは東西の2会場で、計5つの世界タイトルマッチが行なわれる。中でも注目は、東京・大田区総合体育館で開催されるWBA世界スーパーフェザー級王者・内
続きを読む

天才というよりも秀才ジョッキー 武豊

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 前人未到の完全制覇まであとひとつ――。数々のJRA記録を塗り替えてきた武豊がまた日本競馬界に金字塔を打ち立てようとしている。11月18日、武はサダムパテック(牡4歳)に騎乗し、マイルチャンピオンシッ
続きを読む

中田久美の眼力

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 天才セッターが、今度はコートサイドに場所を移し、指揮をふるう。昨日開幕したバレーボールのV・プレミアリーグで注目を集めているのは、久光製薬スプリングスの中田久美監督だ。専任としてはリーグ初の女性指揮
続きを読む

指揮官の強迫観念<後編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 第2戦、案の定、岩隈は2回3分の1でKOされた。6回表が終了した時点で2対6と4点のビハインド、これを伏兵・水口栄二の3ランで追いつき、8回、タフィ・ローズの決勝3ランでゲームを引っくり返してしまう
続きを読む

指揮官の強迫観念<前編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 秋も深まり、野球シーズンも佳境を迎えた。パ・リーグは北海道日本ハムがひと足先に日本シリーズ進出を決め、セ・リーグはクライマックスシリーズで巨人と中日が凌ぎを削っている。短期決戦において、ひとつの勝利
続きを読む

耐え続けた男 西岡利晃

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

“世紀の一戦”のゴングが刻一刻と近づいている。13日、ボクシングの本場・米国で世界スーパーバンタム級王座統一戦が行なわれる。この試合、拳を交えるのは、3月に日本人初のWBC同級名誉王者となった西岡利晃
続きを読む

オリックス、モダン・ベースボールの幕開け

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 モダン・ベースボールの申し子がユニホームを脱いだ。10日、田口壮が会見を開き、現役引退を正式に発表した。20年間のプロ生活で、日米4球団を渡り歩き、好守の外野手として活躍。オリックスで日本シリーズ、
続きを読む

光の扉を開く男 高橋勇市

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 イギリス・ロンドンで“もうひとつのオリンピック”と呼ばれるパラリンピックが開幕し、熱戦が続いている。陸上の男子マラソンは、最終日の9日に行なわれ、日本代表3選手が出場する。その中のひとり、高橋勇市は
続きを読む