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黙祷か黙殺か……願うJの世界への意識

 え、また黙祷? 欧州サッカーの中継に携わるようになった初期のころ、驚かされたことの一つに黙祷の多さ、があった。 たとえばバルセロナの場合、クラブのOBに不幸があった場合はもちろん、チームスタッフに何
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“国内組枠争い”激化に漂うW杯躍進気配

 98年、カズと北沢が外れた時は、大げさではなく、日本中が騒然となったものだった。02年、中村俊輔が落選した時も、結構な騒ぎになった。W杯本大会に出場するメンバーの発表は、もはやそれ自体が一大行事であ
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サッカー界の常識覆すバイエルンの変貌

 香川真司にとって、ドルトムント最後の試合となったのが、2年前の5月12日に行われたバイエルンとのドイツ杯決勝だった。 あの時、バイエルンは特別なチームではなかった。素晴らしい選手は揃(そろ)っていた
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取材への謝礼要求はJの“悪しき慣習”

『be IN スポーツ』というテレビ局の取材を受けた。カタールに本拠を構える、最近まで『アルジャジーラ・スポーツ』と呼ばれていたスポーツ専門チャンネルである。 取材の趣旨は、W杯へ向けた日本の現状と課
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差別の罪深さ知らしめた村井チェアマン

 実を言えばここ数年、わたしの中でJリーグのチェアマンはプロ野球のコミッショナーとかぶり始めていた。つまりはお飾りにも近い名誉職。いなくとも日常は滞りなく進む――。 それがけしからん、というわけではな
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J3、練習気分のU−22選抜に大失望

 賛否両論はあったようだが、わたしは、JリーグU−22選抜のJ3参加に大賛成だった。前例がない? Jの理念に反する? まずはやってみればいい。しょせんは下部リーグ。挑戦して、失敗すれば考えればいい。そ
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フォルランで知るJリーグの現在地

 Jリーグにやってきた久々の超大物外国人選手、フォルランの公式戦デビューを見ていささか感慨深い思いにとらわれた。 およそ30分間の出場で、見せ場はほぼゼロ。チャンスを作る云々以前に、ボールに触る機会が
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