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田崎健太「国境なきフットボール」

第60回 ジーコ、かく語りき Vol.3 〜イラクの監督として特別なW杯へ〜

 2010年南アフリカW杯の期間中にもぼくはジーコと彼の自宅で会っている。彼の自宅は、リオデジャネイロの中心地から少し離れた新興住宅地のバハ・ダ・チジューカにある。ぼくが初めてブラジルを訪れた1995
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転換期の日本が試される欧州遠征

 今頃、オーストラリアのサッカー界は大変な騒ぎになっているはずである。日本が辛くもイラクを退けた数時間後、彼らはアウェーとは言えヨルダンにまさかの黒星をつけられてしまった。3試合を終えて勝ち点が2。首
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攻撃の精度欠き、主力温存の湘南に初戦敗退 〜第92回天皇杯〜

2回戦◇9月8日 Shonan BMWスタジアム平塚 1,478人 湘南ベルマーレ 1−0 愛媛FC[湘南] 大槻周平(48分) リーグ戦で11試合勝利から見放されている愛媛にとって、この天皇杯は心機
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ヤングなでしこ、最上級の3点差負け

 サッカーは、必ずしもスコアが内容を表すとは限らない競技だが、それでも、1点差なら惜敗、2点差ならば完敗、3点差となれば惨敗……といった感覚を選手は持っているはずである。ドイツ相手にお0−3で敗れたヤ
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松本晋司「愛媛FC、背番号12の視点」

第187回「フラッグ」 〜松山銀天街での雰囲気づくり〜

 イベントごとにおける雰囲気づくりは、本当に大切なものだと思う。  メインストリートに飾られた提灯に灯が燈り、しめ縄から吊るされた紙垂(しで)が風にそよぐ頃、どこからともなく祭囃子の音が聞こえてくる。
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最下位・富山にも敗戦 11戦未勝利の泥沼 〜Jリーグ ディヴィジョン2 第32節〜

◇9月2日 富山県総合運動公園陸上競技場 3,543人 カターレ富山 1−0 愛媛FC[富山] 苔口卓也(80分) FW有田光希が負傷で離脱し、この日の愛媛はベテランの福田健二とスピードのある久場光ら
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愛媛FC

低迷脱出に、今こそBORBA(闘争心)を! 〜バルバリッチ監督インタビュー〜

 予想外の大失速だ。 今季の愛媛FCはクロアチア人の司令塔アンテ・トミッチや、若きストライカーの有田光希らを補強し、プレーオフ出場圏内の「6位以上」を目標にシーズンをスタートした。前半の21試合は湘南
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香川を後押しする欧州の親日ムード

 ほんの数年前まで、サッカー絡みの仕事をしている人間にとって、日本人であることはほとんどハンデでしかなかった。 取材がしたくてもパス申請でハネられることなど日常茶飯事。取材OKの返事をもらって出かけて
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