GMOインターネットグループ、創部10周年で初V ~ニューイヤー駅伝~
1日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)が群馬県庁前を発着地点に7区間全長100kmで行なわれ、GMOインターネットグループが4時間44分0秒の大会新記録で初優勝を飾った。2位は2分7秒差でロジスティード、3位には3分12秒差でトヨタ自動車が入った。前回王者の旭化成は9位だった。
群馬県庁前をスタートし、新春の上州路を駆け抜け、一番乗りで帰ってきたのは2016年創部のGMOインターネットグループだ。
1区は昨年の世界陸上東京大会マラソン代表の吉田祐也を起用。同3000m障害8位入賞の三浦龍司(SUBARU)、同5000m代表の森凪也(Honda)の日本代表3人に加え、前回1区区間賞の長嶋幸宝(旭化成)ら実力者が揃う。残り1kmを切ったところで吉田祐也、平山大雅(コニカミノルタ)が仕掛ける。それに呼応するかのようにスパートしたのが富田峻平(ロジスティード)だ。富田は2位の清野太成(中国電力)に競り勝ち1秒差のトップでルーキーの平林清澄に襷リレー。吉田祐也は富田と5秒差の9位で今江勇人に襷を渡した。
最長距離の21.9kmを走る2区はエース区間だ。前との差が少ないため“ごぼう抜き”区間でもある。今回も吉田響(サンベルクス)が22人抜き、小さな身体で跳ねるような走りでニューイヤー駅伝デビューを1時間1分1秒の区間新で飾った。サンベルクスは順位を24位から2位に上げた。区間賞は吉田響に譲ったものの、今江が従来の区間記録を更新する1時間1分11秒の好走でGMOインターネットグループがトップに立った。この2人には遅れたが平林も区間3位の1時間1分29秒で総合3位の好位置で襷を繋いだ。
2位と6秒差で襷をもらったGMOインターネットグループの鈴木塁人は序盤から積極的に攻めた。区間新記録(42分53秒)をマークした富士通のルーキー篠原倖太朗に続く43分7秒で2位との差を34秒に。4区のテモイ・マイケルも区間2位の走りでリードは1分近いものに広がった。
5区はルーキーの太田蒼生。前半から突っ込み、後半粘る自らのリズムで走った。区間新記録の46分0秒で6区の嶋津雄大に襷を渡した。前回区間記録をつくって区間賞の嶋津は今年もバネのある走りで好走。自らの記録を23秒塗り替える32分37秒の区間新で、2位との差をさらに広げた。2人の活躍で2位ロジスティードとの差は2分以上に広がった。
GMOインターネットグループはそのままトップフィニッシュテープを切った。アンカーのルーキー鶴川正也が区間6位。7人が1人も“外す”ことなく安定感が光った。7区間中6区間で区間記録が塗り替えられた高速レースを4時間44分ジャストで駆け抜けた。創部10周年を飾る初Vは、6年前に旭化成が記録した4時間46分7秒の大会記録を塗り替える強さでもぎ取った。
(文/杉浦泰介)