16日、戦極の会見が都内ホテルで行われ、テレビ東京での地上波放送が決定したことが発表された。会見には株式会社テレビ東京スポーツ局スポーツCPチーム主宰三瓶純氏、國保尊弘戦極広報、吉田秀彦(吉田道場)、五味隆典(久我山ラスカルジム)が出席した。國保広報は「これまでは会場で観戦するようなコアなファンに戦極を知ってもらう期間。これからは幅広い世代に見てもらいたい」と喜びの表情で展望を語った。
(写真:(左から)テレビ東京・三瓶氏、吉田、五味、國保広報)
 3月の旗揚げから約半年。戦極がついに地上波に登場する。吉田は、「選手はやる気があがる。自分自身もテレビ(地上波)で試合が放送されたのが随分前になってしまったのでいい試合を見せたい」と語った。また、同じく会見に出席した五味は、「こんなに早くファンの目に留まる機会をつくってもらえてうれしい。テレビで幅広い世代の人に見てもらい、エネルギーをもらって期待以上の試合をしたい」と好ファイトを約束した。

 戦極の地上波放送は、テレビ東京(アナログ12ch、デジタル7ch)で9月27日13:00〜13:55に『最強格闘技・戦極スペシャル』と題した特別番組で幕を開ける。ここでは、過去大会のハイライトや、翌日行われるミドル級グランプリの見所を紹介する。
 そして、10月5日から毎週日曜日24:35〜25:00にレギュラー番組「戦極G!(ゴールド)」がスタートする。内容は選手のドキュメンタリーを中心に様々な企画を用意しているという。
 また、今後の大会ごとの放送については、その都度検討されるようだ。

 さらにこの日、「戦極〜第六陣〜」(11月1日、さいたまスーパーアリーナ)で開催されるライト級グランプリ準決勝の組み合わせも発表された。北岡悟(パンクラスism)対光岡映二(和術慧舟會RJW)、横田一則(GRABAKA)対廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場)。この勝者同士が同日開催の決勝に進み、初代王者を決する。会見に出席したライト級グランプリファイナルに出場する4選手のコメントは以下の通り。
(写真:(左から)廣田、光岡、北岡、横田)

○廣田瑞人
「優勝が目標ですが、今は準決勝のことだけ考えて準備したい。横田選手はこの前の試合(第四陣)を見て、際が強いのとスピードがあるなと感じました。自分が勝っているのはパンチ力です」

○横田一則
「前回(第四陣)は本当に情けない試合をしてしまいました。今回は5分3ラウンドを2試合戦えるように、体調を万全にして、試合に臨みます。廣田選手が言ったように、スピードと際の動きは自分の方が上だけど、当て勘とパンチは廣田選手の方が上。僕はそこに気をつけたいです」

○光岡映二
「準決勝は面白い試合をしたい。北岡選手は極めの強い選手だけど、そこから逃げられたら勝機があるはず。自分が勝っている点はパッと思い浮かばないので、気持ちを盛り上げて、あとは神頼みです」

○北岡悟
「光岡選手という素晴らしい選手と確実に戦えることが決まってうれしい。僕と光岡選手の戦極はUFCやDREAMのグランプリにも負けない試合になります。光岡選手は何でもしっかりできて体も強い。ご存知の通り、僕は極めが強い選手ですが、次の試合はそれだけじゃないって所をお見せします」