Jリーグは16日、事務局で会見を開き、2016年度からの導入を検討している春秋制から夏春制へのシーズン移行について、大東和美チェアマンは5月に方針を固め、6月に結論を発表する意向を明かした。
 シーズン移行の導入は、欧州を中心とした国際的なスケジュールに合わせようと検討されてきた。ところが、今年に入り、欧州でシーズン開幕をJリーグと同じ春に移行する意見が出てきたため、Jリーグの夏春移行の根拠が問われていた。大東チェアマンは「(戦略会議では)最終報告へ向けて詰めている状況。欧州の動きも変わってきたので、十分に見極める」と慎重に議論を進めることを強調した。

 また、会見ではJ1第11節の浦和レッズ対鹿島アントラーズ戦(5月11日、埼玉)を、「Jリーグ20thアニバーサリーマッチ」として開催することも発表された。アニバーサリーマッチは、5月15日に迎えるJリーグ誕生20周年を記念したもの。ともに1993年のリーグ開幕から参戦し、20年間で最多入場者数を誇る浦和と最多7度の優勝を果たしている鹿島の対戦がメモリアルカードに選定された。

 当日は元浦和のポンテ、元鹿島のアルシンドが「レジェンドプレーヤー」として来場する予定。大東チェアマンは「埼玉スタジアムの入場者数記録を更新させたい」と盛り上がりを期待した。

【Jリーグ 20 thアニバーサリーマッチ】

・5月11日(土)Jリーグ ディヴィジョン1 第11節
浦和レッズ × 鹿島アントラーズ(19:00〜、埼玉スタジアム2002)