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マイク・タイソン、破滅へのテン・カウント<前編>

 ボクシング界のレジェンドであるマイク・タイソンはこの8月、薬物とアルコール依存であることを告白した。タイソンは1986年、WBC世界ヘビー級の史上最年少王者となったのを皮切りに、WBA、IBFと3団
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第602回 東京五輪・パラリンピック、ボランティアはロンドン流で

 アテネ、北京、ロンドンと3大会連続でパラリンピック射撃に出場した田口亜希は、得意の語学をいかすため大手船会社に入社した経歴からもわかるように、国際派かつ行動派のパラリンピアンである。今年3月、IOC
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二宮清純「スポーツのツボ」

第16回 ジャパンの未来を牽引する自負(大久保直弥・サントリーサンゴリアス監督)

 サントリーサンゴリアスは、現在、日本最強のラグビーチームである。 昨季は17戦全勝でトップリーグ、日本選手権の2冠を2年連続で達成した。全勝での2冠は2003年のトップリーグ発足以降、初の快挙だった
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第601回 東北躍進、高校野球の地域格差は完全解消

 高校野球の勢力図が塗り替わる瞬間を見る思いがした。8月19日、準々決勝第1試合で岩手の花巻東が徳島の鳴門に5対4で逆転勝ちすると、続く第2試合、日大山形が高知の明徳義塾に4対3で競り勝った。花巻東は
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二宮清純「プロ野球の時間」

第539回 “北国のエース”と呼ばれた男

 夏の甲子園に出場した福知山成美(京都)のキャプテンの名前が太田幸樹と聞いてピンときた。「もしかして、あの人の子供では……」 やはり、そうだった。主に近鉄で活躍した太田幸司の長男だった。 プロで58勝
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甲子園の光と影<後編>

 高校ラグビーは選手の健康面を考慮して1日おきの開催であり、高校サッカーも準決勝の前には1日の休養日を設けている。大野の“残酷登板”が問題になった後、高野連の牧野直隆会長は、審査室会議後の記者会見の席
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第600回 戦火に消えた徳島商の甲子園優勝

 選手ではなく「選士」と呼ばれた。「打者は投手の投球を避けてはならない」と主催者側から厳命された。なぜなら「突撃精神に反する」からである。原則として選手交代も認められなかった。例外は選手がケガをした場
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二宮清純「スポーツのツボ」

第15回 馬場イズムを次世代へつなぐ熱き使命(小橋建太)

 今年5月に引退した元プロレスラーの小橋建太が早くも復活した。しかもダンサーとして! なんと人気アイドルグループAKB48の新曲ミュージックビデオで、リングをバックにダンスを踊っているのだ。 出演のき
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第599回 “具志堅用高2世”が生きた不遇の時代

 ボクシングの元IBF世界バンタム級王者・新垣諭は「消されたチャンピオン」と呼ばれている。消された、と書くと何やら物騒だが、彼は実在する。ただ、日本ボクシングの表の歴史から未だに抹殺されたままなのだ。
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二宮清純「プロ野球の時間」

第538回 大谷骨折、練習のリスク管理を!

 二刀流ルーキー大谷翔平(北海道日本ハム)の右頬を打球が直撃したのは7月11日、Kスタ宮城での東北楽天戦の試合前の練習中のことだった。 診断の結果は「右頬骨不全骨折」。3試合欠場後の14日、代打で復帰
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