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第594回 世界に「NO」と言える全柔連であれ

 石原慎太郎と盛田昭夫が共著という体裁で出版した『「NO」と言える日本』がベストセラーになったのはもう四半世紀近く前のことだ。主に米国企業の欠点や技術立国ニッポンの優位性を論じたものだが、話は両国の国
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第593回 全柔連には煙たい“家臣”の登用を

 堀秀政という武将がいる。11月に公開予定の三谷幸喜監督の映画「清州会議」では人気俳優の松山ケンイチが演じることが決まっている。地味な武将に注目が集まるのではないか。 美濃で生まれた秀政は13歳で織田
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二宮清純「スポーツのツボ」

第12回 ちょっと一服が生んだ「いい仕事」(武豊)

 上がり3ハロンは33秒5。他の馬が止まっているように見えた。 さる5月26日に行なわれた第80回日本ダービーを制したのは一番人気のキズナだった。鞍上は武豊。2005年のディープインパクト以来5度目の
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第592回 尾崎、記録より記憶、記憶より衝撃の剛球

「ボールが消えた……」。三振を喫した直後、神宮球場の通路で大毎の主砲・山内一弘は、うつろな表情を浮かべて、つぶやいたという。当時、パ・リーグ事務局にいたパンチョこと伊東一雄から後年、聞いた話。 196
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二宮清純「プロ野球の時間」

第535回 弱気こそ力なり! 巨人・山口鉄也投手

 中5日なら5日、中6日なら6日と、あらかじめ登板間隔が決まっているスターター(先発投手)と違って、セットアッパー(中継ぎ投手)は骨の折れる仕事である。 その日、出番があるかどうかは、ゲームが始まって
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鹿島アントラーズの「至宝」<後編>

 FWの黒崎比差支は言う。「ジョルジーニョがボールを蹴る時、インフロントかインステップかインサイドかを注意深く見るようにしています。要するに味方がシュートしやすいキックは何かということを彼は瞬時に判断
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第591回 五輪招致に影響? トルコ首相の失言

 死者5人、逮捕者2千数百人。五輪開催予定都市から全土へと広がったデモは、鎮静化するまでに1週間を要した。 これは2020年夏季オリンピック・パラリンピック招致活動を行っているイスタンブールのことでは
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二宮清純「スポーツのツボ」

第11回 石ころから生まれた日本代表の要石(遠藤保仁)

「みなさん、ありがとぉー」 チーム最年長の遠藤保仁の甲高い声が、2度、埼玉スタジアム2002の夜空に響き渡った。 6月4日、サッカー日本代表がオーストラリア代表と土壇場で引き分け、5大会連続となるブラ
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第590回 顔色窺いのルール改正、IOCに慈愛の精神は?

 オリンピックの実施競技に非ざるものはスポーツに非ず――。このところ、そんな空気が蔓延してはいまいか。 2020年夏季五輪実施競技の最終候補として8競技の中からレスリング、野球・ソフトボール、スカッシ
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