ページのトップへ

二宮清純「唯我独論」

第307回 ラモスよ、J1で“復讐劇”を

 この8月、横綱・朝青龍が夏巡業をスッポかしてモンゴルで“草サッカー”に興じていた科(とが)で2場所出場停止などの重い処分を受けた時、真っ先に頭に浮かんだのが東京ヴェルディ1969監督・ラモス瑠偉の顔
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第260回 「自ら先頭に立ってガンガンやらないと」 元日本代表監督・松永怜一

「日本の球界は現場の指導者に冷たいところがあるので、(殿堂入りは)私には無縁なものと思っていた。手元から巣立っていった選手たちが、球界と社会に貢献したことが認められたのだと思う。こんな名誉なことはあり
続きを読む

第111回 野茂英雄が挑戦し続けるMLB孤高のマウンド<前編>

「近鉄時代のビデオ・テープを取り寄せ、動作解析をするとメカニック的に、ほとんどかわった点はない。強いていえば上半身がブレていることでしょうか……」 受話器の向こうで野茂は言った。 ニューヨーク・メッツ
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第259回 有能な投手コーチを「解任」した日本ハム球団フロントの不可解

 成果主義という観点で考えれば、ほぼ満点に近い。一軍投手コーチ就任1年目(2006年)のチーム防御率が3.05(リーグ1位)。2年目の今季が3.22(リーグ2位)。しかもチームは2年連続リーグ優勝。投
続きを読む
二宮清純「唯我独論」

第305回 「伝説の日本シリーズ」16年目の告白

 世に「怪腕」や「剛腕」と呼ばれたピッチャーは数多(あまた)いるが、「鉄腕」とうたわれたのは、後にも先にも稲尾和久さんただひとりだ。 稲尾さんと最後にお会いしたのは今年2月。金沢市で行われた食のイベン
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第258回 無名の大男が来季の秘密兵器となるか 巨人(テスト中) アンディ・シビーロ

 来季の巨人の隠し玉なのか、それともでくの坊なのか? 最速100マイル(約161キロ)を誇るという身長201センチ、体重100キロの大男アンディ・シビーロ(31)が巨人の入団テストを受けるため宮崎キャ
続きを読む

第110回 「核弾頭の明暗」 〜石井琢朗vs.松井稼頭央〜<後編>

 同じショートでトップバッター。しかもリーグの盗塁王。比べるなと言われても比べないわけにはいかない。 ライオンズの松井稼頭央が、このシリーズではじめて笑みを見せたのは3戦目が終わった後だった。 5回表
続きを読む
二宮清純「唯我独論」

第304回 巨人に“巨人”誕生なら、馬場の背番号を

 アンディ・シビーロという身長2メートル1の大男が巨人の入団テストを受けるため宮崎にやってきた。シビーロの来日で一躍、脚光を浴びているのが巨人OBでプロレスラーとして大活躍したジャイアント馬場(本名・
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第257回 「打てそうで打てない」ダルビッシュ

 日本シリーズ初戦で北海道日本ハムのダルビッシュ有が中日からシリーズ最多タイの13三振を奪った。先発全員からの奪三振はシリーズ初という快挙。 私が注目したのは13奪三振の内訳。このうちの12個が空振り
続きを読む
二宮清純「唯我独論」

第303回 墓場まで持っていく「江夏の21球」秘話

「その話は墓場まで持っていこうと思っているんですよ」。真夏の広島市民球場の放送ブース。クールな表情が少しだけくもった。そこまで聞けばもう十分だった。それ以上、追及する気にはなれなかった。また追及したと
続きを読む