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第570回 ミスター赤ヘルvs.ナックルボーラー第2章

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 日本代表にとっては「脅威」、見る者にとっては「驚異」か。魔球と形容されるナックルボールの使い手で、昨季のサイ・ヤング賞投手R・A・ディッキー(ブルージェイズ)がWBCの米国代表に加わるらしい。 あま
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第569回 西本イズム継承、森脇監督にオリックス再建期待

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 今季のパ・リーグは6人の指揮官のうち、監督としてリーグ優勝を経験した者が5人を占める。北から北海道日本ハムの栗山英樹、東北楽天の星野仙一、埼玉西武の渡辺久信、千葉ロッテの伊東勤、福岡ソフトバンクの秋
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第568回 谷亮子、松本薫が学んだ「超一流は目で語る」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ロンドン五輪が終わった直後のことだ。柔道で男女通じて唯一の金メダルを胸に飾った松本薫(女子57キロ級)の「野獣のような目」が話題になっていた。「もし相手が自分と同じような目をしていたら、どんな気持ち
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第567回 北海道日本ハム・大谷、“二刀流”選ぶのは本人

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 江川卓が法大時代の話。野球選手としての価値を聞かれた御大こと明大・島岡吉郎監督が「投げて1億、打って1億」と語ったのは、あまりにも有名だ。六大学リーグ史上2位の47勝をあげた江川は、打者としても3割
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第567回 東北楽天A・ジョーンズ、“巨砲”か“虚砲”か

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 今のようにインターネットから情報が溢れている時代ではない。私がMLBに興味を持った1970年代前半、MLBに関する情報収集は専らスポーツ紙や専門誌に頼るしかなかった。 中学生の頃、MLBからやってき
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第566回 没後50年、孫が受け継ぐ力道山の魂

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 戦後最大のヒーローである力道山が東京・赤坂のナイトクラブで暴力団員に腹部を刺されたのは49年前の12月8日である。1週間後の15日、その傷が原因で力道山は絶命した。享年39だった。 力道山の次男でプ
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第565回 J20年目に実った広島・森保監督のマネージ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「彼には青年将校のような清々しさがあるね」。言葉の主は日本サッカー協会最高顧問である川淵三郎。初の年間王者に輝いたサンフレッチェ広島の指揮官・森保一に向けられたものだ。 Jリーグがスタートして20年目
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第564回 ウミンチュの祭りから学ぶ、想定外への対策

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 勇壮で知られる糸満ハーレーをテレビで観た。ハーレーとはウミンチュ(漁師)の祭りで、大漁と航海安全を祈願して15世紀か16世紀に始まったと言われている。 数あるレースの中で、とりわけ私が興味を抱いたの
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第563回 日本人内野手、MLB成功へのカギ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 野茂英雄、佐々木主浩、イチロー、松井秀喜、長谷川滋利、斎藤隆、岡島秀樹、福留孝介、ダルビッシュ有。以上9選手の名前を見てピーンときた人は相当なメジャーリーグ(MLB)通である。 答えは「オールスター
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第562回 26年の時を超え、交わされる「無言の会話」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 巨人の阿部慎之助が日本シリーズMVPに輝いた内海哲也を評して「(バッテリー間で)無言の会話ができる」と語っていた。今は亡き作家の佐瀬稔が「無言の会話」という言葉を好んで使っていた。いい言葉だ。 不意
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