日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人が命を落とす。この事実を知れば、がんはとても人ごとだとは思えない。
1964年東京大会・金、68年メキシコ大会・銀、72年ミュンヘン大会・銀、76年モントリオール大会・金、84年ロス大会・銅。全日本女子バレーボールの五輪史はまぶしいばかりの栄光に彩られている。しかし、それ以降は低迷が続き、3年前の北京大会も1次リーグ突破がやっとだった。
少なくとも相撲の八百長問題に関しては新聞よりも雑誌の方が熱心に追求してきた。近年、その急先鋒は「週刊現代」だが、1980年代から90年代にかけては「週刊ポスト」の独壇場だった。 同誌の八百長報道の中でも、とりわけ大きな反響を呼んだのが元・大鳴戸親方(元関脇・高鉄山)の手記である。八百長問題にとどまらず親方株の不透明な取引から角界にはびこる薬物問題、闇社会との深いつながりに至るまで赤裸々に告白している。
源頼朝の鎌倉入りから六十一年後の仁治二年(一二四一年)のことだ。 <鎌倉のメイン・ストリート若宮大路の下下馬橋(しものげばばし)付近というから、一の鳥居の少し北である。当時、この辺りは繁華街だったらしく、「好色家(こうしょくのいえ)」が複数建っていた>
表紙の写真にまず度肝を抜かれた。群青の大海原、モリ1本で鯨に挑む褐色の肌をした漁夫。彼はいったい何者なのか。 インドネシア東ヌサテンガラ州に属するレンバタ島のラマレラ村と言われても皆目、見当がつかない。地図で見るとチモール島の北西あたり。うまく飛行機などを乗り継いでも日本から最短で3日はかかる。
本紙に「領空侵犯」というインタビューシリーズがある。企業経営者が大相撲の改革について語ったり、エンジニアが福祉について論じたりする、いわば非スペシャリストによるオムニバスだ。これがおもしろい。2月7日付の同欄では工業デザイナーの奥山清行氏が就職難について持論を展開し、「学校を出たら自動的に就職できるという考えがそもそも幻想なんです。会社に貢献できない人間は今後は採用されなくなるでしょう」と喝破していた。
副題に「アーミテージ・ナイ緊急提言」とある。親日派で知られる元米国国務副長官リチャード・アーミテージと知日派の政策通ジョセフ・ナイの縦横無尽の語らいは、まるで上質のフットボールゲームの試合を見るようにスリリングで機知に富む。
3年連続最下位とどん底に沈む横浜ベイスターズ。このオフには身売り話も飛び出し、今では球界のお荷物のような扱いを受けている。
巨人論や阪神論は掃いて捨てるほどあるが中日について本格的に論じた著作は珍しい。名古屋を中心とする東海地方では圧倒的な支持を誇る中日だが、全国的に見れば巨人や阪神の敵役といった位置づけだ。
日本の国土面積は約38万平方キロメートル。これは世界61位である。ところが排他的経済水域と領海を足した面積は447万平方キロメートル。一気に世界で6位に躍り出る。これで驚いていてはいけない。海の深さ、つまり海水の体積を比較すると世界4位にまでランクアップするのだ。
著者は閉ざされた独裁国家・北朝鮮の実相を最もよく知る日本人である。10年以上に渡って専属料理人として金正日総書記に仕え、後継者とされる正恩氏の遊び相手も務めた。ロイヤルファミリーの裏の裏まで知り尽くした人物と言っていいだろう。
横綱・白鵬は秋場所を4場所連続全勝優勝で飾り、連勝記録を62にまで伸ばした。順調に白星を重ねれば九州場所の7日目には「昭和の角聖」双葉山が持つ69連勝の大記録に肩を並べることになる。宿敵・朝青龍が引退した今、“連勝ストッパー”は見当たらない。
切手はメディアである――。それが郵便学者である著者の一貫した主張だ。原則として国家が切手を発行する以上、時の政権の主義主張が反映されるのは当然のことだ。逆に言えば国家意思を確認する上での貴重な情報源でもある。
「残念ながらお会いすることができなかった」。参院戦惨敗後の菅直人首相の発言だ。無役の議員が一国の宰相に対して言っているのならわかる。真実はその逆だ。素朴な疑問だが、こんな国、他にあるのだろうか。こういう話を聞くと嫌が上にも小沢一郎という政治家の比類なき腕力を確認せざるを得なくなる。
「健康寿命」なる専門用語を初めて知った。世界保健機関(WHO)によれば平均寿命から介護が必要になってしまった期間を差し引いたものだという。
紀元前508年からおよそ180年間にわたって花開いた世界史にも稀有な民主政――それがアテネ民主政である。古代ギリシアの最盛期にあって、なぜアテネ民主政だけが安定的に持続することができたのか。本書の出発点はここにある。
赤いメガネでモノを見れば赤く見える。青いメガネで見れば青く見える。透明なレンズはないものかと探していたら、この本に出くわした。
背筋が凍るような米国のレントゲン技師の失敗を紹介しよう。ある医師が時代をさかのぼって患者の胸部X線写真をチェックしたところ、見つかった腫瘍の90%が、前のX線写真にも写っていたという。要するに技師が見落としていたのだ。
長嶋茂雄はサインを求められると決まって「野球というスポーツは人生そのものだ」と書く。それからタイトルとなった。 今から10年前のことだ。長嶋の背番号が「33」から「3」に戻ったと聞いて巨人のキャンプ地・宮崎に出向いた。
日本経済新聞社とテレビ東京が11月下旬に実施した世論調査によると、鳩山内閣の支持率は68%と依然として高い。 この高支持率を支えているのが、「事業仕分け」である。「1時間くらいの議論で何がわかるか」との声もあったが、税金の使われ方の詳細が、これまでは1時間どころか1分も国民の前で議論されたことはなかった。予算編成はすべて密室の中で行われてきたと言っても過言ではない。それを考えれば大変な進歩だ。
あくまで個人的な基準だが「卑しい人」は嫌いだが「怪しい人」は大好きである。70年代、「カリスマ興行師」の康芳夫さんには本当に楽しませてもらった。同世代の人間を代表してお礼を申し上げたい。
辛口と言えばサッカージャーナリズムの世界ではこの人を措いてほかにはいない。日系ブラジル人のセルジオ越後さんだ。
夏休み、田舎育ちの私は近所の川でよくサカナ捕りをして遊んだものだ。足をすりむいたりすると「破傷風になるぞ」と親に叱られ、傷口に消毒薬をかけられた。
「パロール・ドネ」というフランス語を直訳すれば、「与えられた言葉」あるいは「贈られた言葉」とでもなるのだろうか。もちろん、無理に日本語に訳すより原題の語感を生かすべく、訳者はこの訳題を選んだのだろう。
PL学園出身のプロ野球選手は七十人を超える。その人数にも驚くが、桑田真澄、清原和博、立浪和義をはじめ、名選手を多く輩出するのも、この学校の特徴である。