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カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第16回 カープ初代監督・石本秀一物語その六「広商黄金期を築き、アメリカ遠征へ!」

 石本が野球において神の境地といえるものを感じられるようになり、試合を左右する目に見えない何かを求めるようになったのは、広島商業(以下、広商)の選手時代から監督時代を通じてであった。野球の神様が微笑む
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二宮清純「押してもダメなら、引いてみな」

 交流戦は5割で乗り切れば御の字と考えていたが、まさか5勝12敗1分けとは……。勝率2割9分4厘。 それ以上に誤算だったのが、交流戦中の貧打である。交流戦がスタートするまで、カープはリーグ2位の打率2
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西本恵「カープの考古学」第15回 カープ初代監督・石本秀一物語その五「不遇の時代から”神の境地”へ ~伝説の”真剣刃渡り”~」

 カープ初代監督の石本秀一、彼の青年期には不遇のときも少なからずあった。石本自身の大きな後ろ盾でタニマチでもあった呉市の財閥、澤原家からのお金目当てに飲み食いする慶應義塾大学野球部に嫌気がさしたことは
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二宮清純「4連覇のキーマン 鈴木誠也の“快音”」

 2017年の第4回WBCで侍ジャパンを率いた小久保裕紀は通算2041安打、413ホームランの、平成プロ野球を代表する右の強打者である。ホークスとジャイアンツで4番を打った。<この原稿は2019年6月
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西本恵「カープの考古学」第14回 カープ初代監督・石本秀一物語その四「花の六大学の現実を知る……。宴席に疲れ逃避行」

 カープ初代監督に就任する石本秀一の人生は、波乱万丈の連続であった。親からの反対を振り切って広島商業に進学したのは前回で述べた。その後の大学進学においても騒動が起きたのだが、これは石本が「野球の神童」
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西本恵「カープの考古学」第13回 カープ初代監督・石本秀一物語その三「父の反対を押し切り、県工から広商へ鞍替え受験」

 カープ初代監督である石本秀一本人のエピソードに触れるのは、今回で三回目となる。前回は石本個人の経済状態について書いた。いわゆる懐具合だ。プロ野球で監督やコーチをしながら、企業の株式を定期的に買い続け
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