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二宮清純「プロ野球の時間」

第370回 楽しみな工藤と菊池の“競演”

 2010年のプロ野球、最大の注目は埼玉西武に入団した球界最年長投手・工藤公康と超高校級左腕・菊池雄星の“競演”である。「20年にひとりの逸材」といわれる菊池を私が初めて見たのは、昨年のセンバツだ。初
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ルーキーたちの軌跡

巨人4位・市川友也「アマトップの肩で“ポスト阿部”を狙う!」

 昨秋のドラフト会議、12球団で最も多い3人のキャッチャーを指名したのがリーグ3連覇、7年ぶりの日本一を達成した巨人だ。その一人がアマトップクラスのスローイングを誇る市川友也だ。球団が彼に用意した背番
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ルーキーたちの軌跡

千葉ロッテ4位・清田育宏「プロ入りを決意させた親友の存在」

 生まれも育ちも千葉県。少年時代には何度も千葉ロッテマリーンズの応援にマリンスタジアムを訪れ、高校時代には予選でスタジアムのマウンドを踏んだ。そんな生粋の千葉県人である清田育宏が昨秋のドラフトで地元球
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二宮清純「プロ野球の時間」

第369回 「病も個性」の開き直りが生んだ勝負強さ 北海道日本ハム・小谷野栄一内野手

 地味だけど勝負強い男――。北海道日本ハムの内野手・小谷野栄一の第一印象を一言で言い表せば、こうなる。 敗れはしたものの、昨季の巨人との日本シリーズで小谷野は一躍、全国区となった。 6試合通じて23打
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ルーキーたちの軌跡

東北楽天育成1位・松井宏次「支配下登録へ“頭脳”で勝負」

 経験した仕事の数ではNPB選手の中でナンバーワンかもしれない。銀行マン、運転代行業者、パチンコ店員……。「野球をやって生活したい」。松井宏次は華やかな舞台とは遠いところにあっても、決して自分の夢を諦
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ルーキーたちの軌跡

オリックス5位・阿南徹「“自信”が導いたプロへの道」

 2009年、オリックスは前年2位から再び最下位へと転落した。その要因がどこにあるのかは12球団ワーストの防御率4.58を見れば明らかだ。新監督に就任した岡田彰布監督はドラフトで5人全員、投手を指名。
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ルーキーたちの軌跡

北海道日本ハム6位・荒張裕司「1軍に必要な心技体+“知”」

 2年目の急成長だった。NPBを目指し、大学を中退。四国・九州アイランドリーグの門を叩いた荒張裕司は2年目の2009シーズン、徳島インディゴソックスの正捕手として全試合に出場し、打率.301の好成績を
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二宮清純「プロ野球の時間」

第368回 投手としてのハンデを逆手に取った「遅球王」

 プロ野球のピッチャーにとってボールの遅さは致命的である。 たとえばルーキーがキャンプ地のブルペンに初めて入ったとしよう。両脇で150キロの剛速球をビュンビュン投げている先輩がいる。 翻って自分のスト
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ルーキーたちの軌跡

北海道日本ハム2位・大塚豊「原点はリトルリーグ時代」

 1年春から先発の一角を担い続けてきた大塚豊。東京新大学野球リーグでは異彩を放ち、数々の栄光をつかんできた。その大塚が今年、全国の舞台でスカウトの度肝を抜く活躍を見せた。全日本大学野球選手権で3試合連
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