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第444回 相撲改革の第一歩は裏方の待遇

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 浜崎真二といえば日本プロ野球史上最年長勝利投手として知られている。歯に衣着せぬ言説から「球界彦左」の異名をとった。満州から引き揚げてきて阪急の選手兼総監督となったのが戦後間もない1947年。その3年
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第443回 サッカーG8に追いつくには「興亜対欧」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 G7からG8へ――。主要国首脳の国際会議のことではない。サッカー南アW杯でスペインが初優勝し、W杯優勝国・地域は8つになった。 優勝回数の多い順に紹介するとブラジル5回、イタリア4回、ドイツ3回、ウ
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第442回 日本はサッカー中堅国に仲間入りできたのでは

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 FIFAが公表しているデータによれば、今大会における日本のパス成功率は60%で出場32カ国・地域の中で最低だった。つまり10本のうち6本しか通らなかったのだ。ちなみにトップはスペインの80%。翻って
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第441回 相撲の未来へ「賭博問題」徹底調査を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 野球賭博に深く関与した大嶽親方(元関脇・貴闘力)と大関・琴光喜は「解雇以上」、時津風親方(元幕内・時津海)は「降格以上」――。特別調査委員会の処分勧告受け入れと引き換えに日本相撲協会は名古屋場所の開
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第440回 前線の日の丸戦士よ シュートを放て

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 前日本代表監督イビチャ・オシムによればFW大久保嘉人は「エゴイスト」なのだそうだ。「シュートを決めたかったのは分かるが、彼よりもっと有利な体勢でシュートを打てる味方が近くにいた」 オランダ戦、大久保
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第439回 覚悟の「現実対応型」で結果出した岡田ジャパン

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 私見だが、大別するとサッカーのスタイルにはプロアクティブ(未来予測)型とリアクティブ(現実対応)型の二つがある。「日本サッカーの日本化」を宣言した前任のイビチャ・オシム監督は典型的なプロアクティブ型
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第438回 “草W杯”にフットボールの原点

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ワールドカップを5大会連続で取材、観戦したが、一番楽しかった思い出は94年米国大会、サンフランシスコ郊外のスタンフォード・スタジアムの裏庭で “草W杯”に出場したことだ。 ブラジル−ロシア戦が終わり
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第437回 もっと平熱を上げろ岡田ジャパン

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「今までいろいろな代表チームを見てきたが、キャプテンシーということならオフトジャパンの時の柱谷哲二が一番かな」。日本サッカー協会名誉会長の川淵三郎は言った。 異議なし、だ。代表監督に初の外国人ハンス・
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第436回 ラッシャー木村さんの人柄にじんだ“こんばんは事件”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 いわゆるヒール(悪役)にとって“道場破り”の際の口上ほどセンスが問われるものはない。どれだけインパクトが強いか、センセーショナルであるか。“吸血鬼”の異名をとったフレッド・ブラッシーは叫んだ。「オレ
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第435回 芸術的シーンは“遊び心”から

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 数ある日本代表のゴールシーンの中で、芸術的という意味において最も印象深いのはフランスW杯アジア地区最終予選、ホームでの韓国戦で山口素弘が決めたループシュート(loop shoot)である。 右足のツ
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