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地域密着型球団の健闘

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 参入1年目は38勝97敗1分と散々だった楽天が、4年目の今季は17勝14敗(2008年4月30日現在)と大健闘している。とりわけ本拠地のKスタ宮城では13勝1敗と圧倒的な強さを誇っている。地元の熱い
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現場を知らぬシワ寄せが……

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 福田政権が「官の代弁者」であることは、政権発生後7カ月の施政を見ていれば明らかである。小泉政権下での構造改革は明らかに後退し、この国は「社会主義国家」の様相を呈し始めている。 規制緩和から規制強化へ
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日本人の近代を問い直す

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 汽笛一声新橋を、とくれば、言わずと知れた「鉄道唱歌」の冒頭部分。酔いが回ると、つい口ずさんでしまう御仁も少なくないのではないか。ところでこの唱歌、なんと334番まであるそうだ。 なぜ、こんなに長いの
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サッカー界の異端児の哲学

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 昨年11月、サッカー日本代表監督イビチャ・オシムが急性脳梗塞で倒れ、意識不明の状態に陥った時には、復帰について悲観的にならざるをえなかった。ところがオシムは「奇跡の回復」をとげ、この1月にはスタジア
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悩む前に動け!

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 人生にだって寿命というデッドラインがあるのだから、仕事にデッドラインがあるのは当然だ。ところが、この国では朝から晩まで仕事をしている人間がもてはやされ、模範的社員と言われたりする。<「時間をかけない
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プロかくあるべし 知将の言葉

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 世に「怪腕」や「剛腕」と呼ばれた投手はたくさんいるが「鉄腕」とうたわれたのは後にも先にも元西鉄のエース・稲尾和久さんだけだ。その稲尾さんが先頃、悪性腫瘍のため亡くなった。 西鉄黄金期、投の柱が稲尾さ
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自由のためのリスクは義務

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 日本代表が初めて出場したサッカーW杯は98年のフランス大会。この大会、日本代表が記録したシュートの成功率1.82%、オンターゲット率(ゴールの枠をとらえた確率)20%は、いずれも出場国(地域)中最低
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客観的に見極めるオシム

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 サッカー日本代表監督イビチャ・オシムにはどこか偏屈なイメージがある。インタビューひとつとっても、聞き手の能力を試しているようであり、実に手強い。とても一筋縄でいく人物でないことは確かだ。 オシムは「
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脱・サラリーマン的コーチのすすめ

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 プロ野球のキャンプが始まった。実績のあるベテランにとっては調整の場だが若手は首脳陣に自らの成長をアピールしなければならない。そこで問われるのがコーチの能力だ。 著者は書く。「人を育てるというのは教え
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打たせて取る究極の配球

二宮清純「本はともだち」(第3金曜更新)

 かつてプロ野球には杉浦忠(故人)、秋山登(故人)、皆川睦雄(故人)、山田久志、足立光宏らアンダースローの大投手がたくさんいた。ところが昨今、下手投げのエース級といえば著者である千葉ロッテの渡辺俊介く
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