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金子達仁「春夏シュート」

GKから見える日本の気がかりな育成状況

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 公衆トイレにはその国の民度が表れる、というが、ならば、GKを見ればその国の土台がわかる、とわたしは思う。GKとは、育成のポジションだからである。 わたしが子供のころ、スペインのGKは笑い物でしかなか
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金子達仁「春夏シュート」

バブル中国と対照的な広島のスポンサー意識

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 創成期のJリーグは引退寸前のロートルに大金をつぎ込み、欧州のメディアから冷笑されることもあった。ただ、先例がなかったわけではない。70年代後半の北米サッカーリーグ(NASL)などは、Jリーグよりはる
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金子達仁「春夏シュート」

いわきは“東北のホークス”になれるのか

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 地域密着をうたわないJリーグのクラブはない。ホームタウンを元気にしたい、勇気を与えたい、と口にする選手もたくさんいる。 だが、こんなことを宣言するクラブはなかった。「いわき市を東北一の都市にする!」
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金子達仁「春夏シュート」

スポーツ庁発足 日本は弱くなりはしないか  

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 強くなれば、人は群がる。なぜ強くなったのか。どうやって強くなったのか。秘密や理由を求める人も集まってくる。 弱くなれば、人は去る。なぜ。いかにして。秘密や理由は、探られることもなく放置される。 98
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金子達仁「春夏シュート」

感動生み出すのは最高の観客

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 確かに劇的な一戦ではあった。アジアの頂を争う戦いで、相手は韓国で、しかも0-2からの逆転である。間違いなく前代未聞にしてひょっとしたらもう二度とお目にかかれないぐらいに稀有な戦いでもあった。 だが、
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金子達仁「春夏シュート」

「大和魂」宿るU23リオへ“まぬけ”になれ

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 苦しい試合だった。負け試合に等しい内容だった、と言ってもいい。それでも厳しい時間帯をしのぎきり、何とか勝利をつかむことができたのは、試合後の手倉森監督が口にしたように、チームに「大和魂」が宿っていた
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金子達仁「春夏シュート」

U23世代勝っても負けても“その後”はわからない

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 五輪の出場資格が23歳以下に限定されたのは、92年のバルセロナ五輪からである。 わたしの勤めていたサッカー専門誌では、その4年前、ソウル五輪予選までは編集部のエースが特集を一手に引き受けていたが、出
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金子達仁「春夏シュート」

本田の衝撃超えた桐光・小川の才能

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 大会終了後に発表された高校サッカー選手権の優秀選手のリストを見て驚いた。 FWがたった5人しかいなかったのである――GKは4人もいたのに! 高校サッカーの優秀選手を決定するのは、長くこの世界に関わっ
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金子達仁「春夏シュート」

高校サッカー界で続く小柄な選手への偏愛ぶり

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 毎年毎年この時期になると感じることを、今年もまた感じている。 選手が、小さい――。 高校野球を見ていると、そんなことはまるで感じない。昨年夏の話題をさらった清宮ジュニアに限らず、甲子園に出場してくる
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金子達仁「春夏シュート」

森保監督のステップアップを期待する

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 98年からスポニチで仕事をさせていただいているが、大晦日に載るコラムとなると、ちょっと書いた記憶がない。いい機会なので、今年一年を振り返ってみよう。 代表に関して言えば、かつてないほど失望させられる
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