ページのトップへ

二宮清純「プロ野球の時間」

第492回 「ミスター超え」報道に違和感

 444本塁打、2471安打、1522打点――。言うまでもなくミスターこと長嶋茂雄が残した数字である。 メディアはこの記録を抜いた選手が現れるたびに“長嶋超え”と大々的に報道する。確かに数字の上ではミ
続きを読む

第88回 統一球はレベルアップのチャンス!

 プロ野球では今月16日から交流戦が始まりましたね。24日現在、首位は6戦全勝の巨人。果たして、セ・リーグから初優勝のチームが出てくるのでしょうか。さて、今回は先月、日本プロ野球選手会会長の新井貴裕(
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第491回 星野流の「期待」に正念場の23歳左腕 東北楽天・塩見貴洋投手

 怒りの大きさは期待の裏返しだろう。 東北楽天・星野仙一監督の怒声がベンチで響き渡ったのは4月18日。QVCマリンフィールドでの千葉ロッテ戦、2回が終わった場面だ。「球が高い!」「もっと考えて野球をや
続きを読む
一流のミカタ

第37回 カギ握る先制点と助っ人外国人 〜プロ野球交流戦〜

 日本のプロ野球でもすっかり定着したセ・パ両リーグの交流戦がスタートした。この交流戦、2005年の導入当初からパ・リーグ優位の状況が続いていたが、昨季も福岡ソフトバンクが開幕から10連勝を収めるなどセ
続きを読む

投手事情から見えるセの優位性 〜プロ野球交流戦〜

 16日、プロ野球の交流戦が開幕する。ホーム12試合、ビジター12試合の計24試合を戦い、優勝チームには5000万円、最優秀選手には200万円の賞金が贈られる。過去7年間はパ・リーグの球団が制しており
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第490回 日本では親子2代の名プレーヤーが、なぜ生まれないのか

 ケン・グリフィー・シニアとケン・グリフィー・ジュニア、ボビー・ボンズとバリー・ボンズ、近年ではセシル・フィルダーとプリンス・フィルダー。メジャーリーグでは親子2代の名プレーヤーが少なくない。 翻って
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第489回 「名将−名伯楽コンビ」復活の日も近い? 前中日ヘッドコーチ・森繁和氏

 8年間で4度のリーグ優勝を果たした落合中日の番頭格がこの人だった。森繁和、57歳。投手コーチ、ヘッドコーチなどを歴任した。 落合博満からの信頼の厚さは、彼が昨年11月に上梓した『采配』(ダイヤモンド
続きを読む

2つのスライダー勝負を見つめながら 〜統一球と日本野球〜

 日本プロ野球選手会は、日本野球機構(NPB)に対して、統一球の見直しを申し入れたそうだ(4月24日)。へーえ。導入されて1シーズンと1カ月ちょっと。志の低い話だなあ。 これに対して、広島の鈴木清明球
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第488回 死球禍に負けなかった稲葉の悲願

 のっけにクイズを。プロ野球史上、最も多くの死球を受けたバッターは誰か?? 清原和博? 野村克也? 衣笠祥雄 答えは?の清原である。通算被死球数は196。清原よりも通算試合数で339も多い衣笠が161
続きを読む