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上田哲之「プロ野球哲学」

静の中に動がある――山田哲人と榎本喜八

 いつのシーズンでも新監督の動向には注目が集まるものだ。とくにこの時期は、はたして彼に本当に監督が務まるだろうか、という野次馬根性が働いて、その言動には誰もが興味津々になる。 今季でいえば、巨人・高橋
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カープ・アイ

上田哲之「転換点に立つチームのキーマン」

 今年のカープをどのように位置づけるか。一言でいえば、転換期にあると言える。 端的な例は、前田健太の不在である。毎年確実に2ケタ勝利を挙げてきたエースが抜けたのだ。否応なしに、投手陣は再編を迫られてい
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上田哲之「プロ野球哲学」

野球の日本代表に「ジャパン・ウェイ」はあるか

「今のは、ちょっとないですよねえ」 テレビ中継の解説者だった佐々木主浩さんが思わずつぶやいた。 11月19日。日本代表が悪夢の大逆転負けを喫したプレミア12準決勝、日韓戦でのことだ。この試合、日本は先
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上田哲之「プロ野球哲学」

監督とは何か――原辰徳、エディー・ジョーンズ、そして工藤公康

 もはや遠い記憶のような気さえするが、まぎれもなく今秋10月のことである。 17日の巨人-東京ヤクルト戦。クライマックスシリーズ(CS)も最終盤、ヤクルトが勝つか引き分ければ日本シリーズ進出が決まると
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上田哲之「今年のカープに欠けていたもの」

 カープファンのみなさま、残念でした。あと一歩でクライマックスシリーズだったのに……。 大瀬良大地が泣いていましたね。もちろん、10月7日の最終戦、8回表にマウンドに上がり、2失点して降板したあとの、
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上田哲之「プロ野球哲学」

秋山翔吾と真中采配――出現する才能について

目の前に、一枚のスポーツ新聞の切り抜きがある(このネット時代に、切り抜きかよ、とか言わないこと!)1面いっぱいを使って、秋山翔吾(埼玉西武)のバッティングの連続写真が13枚掲載されている(「日刊スポー
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